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投稿者:クレイジー・ユンカース
 こんばんは。クレイジー・ユンカースです。そして2023年の大晦日です。  Ju89はV2への変身作業他の作業項目が最終的には13項目から22項目に増加し、コードレターは変わらずマスキングテープですが、後部胴体の黄色い二本線はテープをやめて塗装しました。目下はカレンダー用の写真撮影を終了してレタッチの最中です。1月の初旬には昨年と同じく大阪ホビーランドと西山洋書さんで稼働予定です。写真はその中の3枚です。  写真は左からJu89V1、V2、そして飛行するV2です。地上での写真はV1、V2とも同じアングルの実機写真があるのでそれに倣いました。V1、V2の違いは以下です。 ①エンジンが異なります。V1はJumo211、V2はDB600なのでナセル側面の形状が異なります。 ②機首コクピット下のパッチがV2にはありません。このパッチの部分はV1では当初やや縦長の小さな窓が設けられていました。この部分の機内はどうなっているかというと、タンデムの前席と後席のちょうど中間で、前席パイロットからは後ろ過ぎ、後席パイロットには前すぎる位置で、何のためにこうした窓を設けたのかは不明です。この窓は後日V1が拡大ラダーを装備した頃にはパッチで塞がれていて、V2では窓自体が消滅しています。 ③ナセル下面のオイルクーラーインテークがV1は二つ、V2は四つです。但しV1も当初はこのインテークが無く、やがて内側エンジンに設けられ、V2では全エンジンに設けられました。またナセルの各所に小さな穴が増えてゆくことから89はエンジンの冷却に腐心していたようです。 ④ラダーがV1は初めが通常ラダー、後に拡大ラダーになりますが、V2は通常ラダーです。 ⑤コードレターがV1はD-AFITでこれは写真で明確です。しかしV2はD-ALATと言われていますが、それを証明する写真はありません。  2023年はまさにJu89の年で大変な労力を投入しました。しかし右の写真ではたった二枚の駐機写真しかないV2が飛んでいます。カレンダーではもっと飛びます。苦労の甲斐あってこの薄命の大型爆撃機を飛行させることができて感無量です。続いて来年は89の派生型であるJu90輸送機の年です。作るのは仕掛かり中で作業停止していたドイツ・Luedemanの72レジンキットでいつもながらの苦戦が予想されます。詳細はまた書かせてください。  それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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