投稿者:SHIN
おはようございます。
今回の東京では時間の余裕があったので「吉村昭記念文学館」に行ってきました。
宿泊が池袋なので乗り換え2つで25分ほどで行けました。
吉村昭の作品は全てノンフィクションで、そのための調査は一体どうやってやったのだろう、インターネットが普及する寸前、文献と聞き取り調査しかないわけですが、そのナゾが少し解けたような気がしました。
やはり文献なんですね。
浅田次郎も書いてましたが、ノンフィクション作家の仕事の70%は文献などを「読む」事なんですね。
作家だから「書く」だと思っていたら「読む」が仕事なんですね。
三重県関連の文献も一部見つけました。
それと吉村昭は長崎に関連した小説が多い、「シーボルトの娘」、「戦艦武蔵」、「海の火祭り」、、、9つの作品があり、長崎には100回以上訪問したそうで、その時のエピソードとか。
ずれにせよ日本各地に関する歴史小説が140作品もあるのですね。
津村節子との事もわりと詳しく説明、展示されていました。
吉村昭は作家には珍しく原稿の締め切りに遅れたことが皆無という作家、書斎を見てその性格が忍ばれました。
足下には金庫、これは執筆中の原稿を入れておくのだと思いました。
松本清張がそうでしたから。
今回吉村昭の作品を幾つも読まれたようなので、機会があれば是非行かれるといいと思います。お勧めです。
イヤ~、4時間近く隅から隅まで見てきました。
でも毎日夜は誰かと懇親会、、、飲み疲れました~(笑)