投稿画像
投稿者:やっぱりセルが好き!
セルの追悼盤としてどうしてこの曲が選ばれたのか?しかも72年になってから‥ 確かに生前レコードになっていなかった曲ではありますが、追悼盤としてLP2枚組で発売するのであれば70年5月7&8日の Severannce Hallでのラスト公演の方が遥かに相応しいのではと考えてしまいます。 曲目もオベロン・ト短調・英雄とセルが最も愛した曲ですし、日本公演を前に完璧に仕上がっていたと思いますので。 この曲が選ばれた理由を御存知の方がおられましたら御教示下さい。 SonyのCDには67年10月とだけ表記されており日付は入っていません。 当公演は12/14/15日でしたが、SonyのCD(COLUMBIAのLP)に収録されているのは14日の演奏です。 レコード発売を前提とした正規録音ではなく、WCLVの放送用録音からレコード化された訳ですが、初日12日の録音も残されています(15日は不明) 12日と14日の演奏(録音)はその印象が大きく異なります。 12日⇒ダイナミックレンジが大きくアグレッシブ(3楽章 15:43) 14日⇒理知的・客観的 全体的にかっちりとまとまった感(3楽章 13:30) 米COLUMBIAは追悼盤発売に当たって何故12日ではなく14日の録音を選んだのか? 全体的に抑制の効いた(3楽章のテンポ演奏時間の差)14日の演奏(録音)が12日よりもセルらしいと判断したのでしょうか。 9番同様にセルがOKを出した正規録音が残されていないので、どちらがセルの意図により近い演奏なのか悩むばかりです。 このシーズンに初めて取り上げた曲なのでセルとオケも試行錯誤?初日12日の演奏を踏まえて14日は修正したとも考えられますが。 15日の演奏(録音)が残っていれば‥ セルは69年11月24日にNYPとも同曲を演奏していますが残念ながらこちらは未聴です。
投稿記事
画像を拡大