投稿者:山本恵昭
雪山シーズンがスタート。
日本一とNo.2のお山を眺めに、南アルプス鳳凰山へ。
クリスマス寒波で信州方面への高速道路はあっちこっちで通行止め。ならばと、新名神、新東名、中部横断道とつないで、南アルプス市まで。
12月25日、夜叉神峠登山口から南御室小屋まで。
夜叉神峠では北岳方面の展望が開けるが、そこから先はひたすら樹林帯で単調。
クリスマス寒波、恐るべし。ダウンジャケットを着ても夕食を食べても、体が温もらない。寝袋に体をつっこんで熱々紅茶をすすると、やっとひと息。しばらくして、カップを見てビックリ!飲み残しが凍っている。
-20℃を下回っているのではないだろうか。てんきとくらすでの3000m気温予想は-27℃だったような。
26日星空。ヘッドランプをつけて、5時半発。歩いても体は暖まらず、あまりの寒さにダウンジャケットを着込む。
山頂で御来光を、と思っていたが、寒さでペースが上がらず、樹林帯の中で日の出。木漏れ日が赤いスポットライトとなり、雪面を点々と照らす。
やっと視界が開けた場所に着くと、富士山の横に朝日。北岳バットレスが赤く染まる。う~ん、なかなかの景色。満足!
地蔵岳まで行く計画だったけど、薬師岳まででもういいかな。
南御室でのんびり撤収して、夜叉神峠に戻った。
下山後、温泉に。山岳博物館のお姉さんのお薦め、旭温泉。なんと、浴室の窓から富士山。関西人には、驚き。薄緑色の弱アルカリ炭酸泉で、肌に炭酸の泡がついて面白い。温めのお湯で、じっくりと楽しむことが出来た。