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投稿者:南條MH
こないだ「太閤陣馬」の話が出ましたが、小さい頃山木にいる時見聞きしたこともう1つ。 「滝山」という場所があります。住居表示には無いけど、山木と多田の間の山裾あたり、その入り口に同級生の杉山君の家があった。私も祖父の家の畑があったのでよく行ってた。 1年に1回だったか「滝山のお不動さん」というお祭りがあった。「もんがくさん」という人が昔、そこの洞窟で修業をしていた、というように聞いていた。 後に、それは「文覚上人」で、頼朝とも親交があった。奈古谷に庵を結んでいて、その門にある仁王像はかの運慶の修復の手が入っていることも知った。 文覚上人が韮山に来る前はどこのどういう人であったかは「平家物語」を読んだ時だったか初めて知った。 最近になって、いやいやたまたま同時期に頼朝と同じ韮山に流されたのではなく、頼朝に源氏再興を促し、力を合わせるために、ある人物が京から遣わしたんだ、という説も聞いた。「さもありなん」とも思えた。 今では、奈古谷に写真のような看板が出ているらしい。私が見に行った頃は何にもなかったけど。 それから、台の長源寺から少し山に登ると、「頼朝の物見坂」という看板があった。確かにここから見れば田方平野が一望できる、とうような場所だけど、その先に「養豚場」があるせいか、すごい蚊の大群に襲われて、それ以来、私も散歩でも行ってない。 とにかく平安終わりから頼朝の鎌倉時代、戦国の北条氏、そして幕末の江川さんの活躍迄、韮山にはたくさんの物語がある。
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