投稿者:フィンランド首相フォン・ヘッセン
…もしもし。
ああ、首相閣下に電話を繋いでくれ。
何?ああ、すまない。申し遅れた。
私はフィンランド首相フォン・ヘッセンだ。
…なんだと?フォン・ヘッセンなど聞いたことがない?
ドイツ人がいるわけがない、ここは精神病院じゃないんだ、だと?
バカなことを言うな、私は確かにフィンランド首相だぞ!
先に連合王国議会から決議を受け、リュティ大統領からも任命を受けている!
ああ、そうか。フォン・ヘッセンでは伝わらないのか…。
「フィンランド王冠の守護者」のヴァイノだと伝え…
何?頭がおかしいだと?おい、貴様…。
だから!要はフィンランドのヴァイノ1世だといえばわかる!
…クソ!いいから上司に代われ!
そうか。…いいか、私は!戴冠式の際!ベルティア1世陛下を御守りして崩御した!モーリッツ1世の兄だ!それが今はフィンランドの首相なの!お分かり!?
ああ、さすがにモーリッツはわかるか…。何?なんで弟に跡を継がれているか?お前無能なのか、だと!?
違う、私はヘッセン方伯家の当主を継いだからであって…。クソ、よろしいか、誰か別の方に代わって頂けないか?
…そう、それでいい!フィンランドの首相が!連合王国の首相閣下と一度お話がしたいと伝えて下さい!
…スオミは、余は、スウェーデンではここまで影が薄いのか?ハァ…。