投稿者:グスタフ5世
・・・(しばらく押し黙る)
息子よ。
私はお前に不甲斐ない姿を見せた。
連合王の件で取り乱し、国内を混乱を巻き起こし、結果的にお前から連合王国国王の王冠を奪ってしまった。
私は、あの新しい王を認めてやるべきだった。
私達は王家と言えど、平民の出だ。
相応しい人間が現れたなら、その者に国を守る力があるのなら、自ら玉座を譲るべきだった。
今更何を言っても言い訳になってしまうことは解っているが、言わせて欲しい。
私は、国王として、国が困難な局面に立たされた時、国土と国民を守る責務があった。
国会議事堂に行ったのも、ウルマン首相が開戦派であり、かつ国を任せられるような人間ではないと知っていたからだ。
だからあの騒動を起こした。
私は国王として、戦争を止めるのはあの場ではああするしかないと思ったからだ。
その結果として、新しい王に事実上国を乗っ取られる形となった。
・・・私を恨むか?