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投稿者:角川春樹
[YouTube:zSFRNojE-b0:R] 天と地と(邦画) 1990年 邦画年間興行収入ランキング1位  *邦画ランキングは興行収入10億円以上 天文十七年(1548年)。時代は戦国、下克上の世。越後の長尾景虎、後の上杉謙信は、兄に天誅を加えるなど冷徹な闘いぶりをみせていた。一方、甲斐の国では大きな野望を胸に武田晴信、後の武田信玄が勢力を拡大していた。戦乱の中で非情に徹することができない景虎は苦悩の末に城を捨て修行僧になる。が、晴信の無礼に遭遇した景虎は武田陣打倒を決意するのだった…… 監督 角川春樹 代表作 『汚れた英雄』『キャバレー』『時をかける少女(1983)』 脚本 鎌田敏夫、吉原勲、角川春樹 音楽 小室哲哉 代表作 『ぼくらの七日間戦争』『スピード2』 主演 榎木孝明(謙信) 代表作 『天河伝説殺人事件』『わが愛の譜 滝廉太郎物語』『HAZAN』 原作 海音寺潮五郎 『天と地と』 上映時間 劇場公開版 118分 特別版 156分 海外版 104分 登場人物 上杉景虎: 越後を本拠とする関東管領。 武田晴信: 甲斐の戦国大名。(津川雅彦) 代表作 『ひとひらの雪』『マルサの女』『プライド・運命の瞬間』 宇佐美定行: 謙信の軍師。(渡瀬恒彦) 代表作 『仁義なき戦い シリーズ』『震える舌』『時代屋の女房』 乃美: 定行の娘。(浅野温子) 代表作 『スローなブギにしてくれ』『陽暉楼』『あぶない刑事 シリーズ』 八重: 武田晴信の側室。(財前直見) 代表作 『愛と平成の色男』『BEST GUY』『プロゴルファー織部金次郎』 【起】 時は戦国時代の真っ只中。後に「上杉謙信」として名を馳せることになる越後国の若き武将・長尾景虎は、後に自らの軍師となる宇佐美定行の娘・乃美と出会い、次第に惹かれていきます。長尾家の家督は景虎の兄・晴景が継いでいましたが、その統治に不満を抱く景虎は複雑な思いを抱えながらも反乱を起こします。弱気になる景虎を宇佐美は励まし、反乱は景虎の勝利に終わります。晴景は家督を景虎に譲って引退、景虎は19歳の若さで守護代に就任します。その後、景虎は乃美と10年ぶりに再会しますが、乃美は景虎に「龍」の字の入った陣羽織を贈った後に別の人物の元に嫁いでいきました。景虎は生涯女性と交わらない「生涯不犯」を誓い、益々「毘沙門天」への信仰を深めます。 【承】 一方、甲斐国では、後に「武田信玄」となる武田晴信が着実に勢力を広げていました。晴信は嫡男の太郎義信、側室で女騎馬隊を率いる八重、軍師・山本勘助などの人材に恵まれ、次は奥信濃に着々と狙いを定めていました。信濃の領主たちは隣国の景虎に助けを求めます。 その一方、昭田常陸介が景虎を裏切り、景虎は昭田を討つため出陣します。その折、昭田の妻子が捕えられ景虎の下に連行されます。宇佐美は捕虜の処刑を進言しますが景虎は心の弱さからためらい、見かねた宇佐美は 「殿、何を躊躇なされる、人質を斬るのです」と自ら刀を抜き捕虜を処刑します。 【転】 戦国の世に嫌気が差した景虎は春日山城を抜け出して放浪の旅に出、気付いた家臣団は急いで追いかけ信濃峠で追いつきます。その時、偶然にも晴信が太郎義信や八重など数人を伴い、騎馬隊で通りがかります。突然、八重の乗る馬が暴れ出し、景虎は杖で制止するのですが、その行為を無礼とみた太郎義信が景虎に斬りかかり、かばった家臣が死亡します。晴信は無礼を詫びますが、景虎の武田への憎しみは募っていきました。 やがて武田軍は長尾家の勢力下へ進攻、長尾軍は川中島で迎え撃つ態勢を取り、遂に第一次川中島の戦いが開戦しました。戦いの最中、武田軍の八重が長尾軍を挑発、信濃峠での一件を忘れていない景虎は自ら火縄銃を手に取り八重を射殺します。その後武田軍は停戦を申し入れ、初戦は長尾軍の勝利に終わりますが、やがて宇佐美が謀反を起こそうとしていたことが発覚します。景虎は黒の軍を率いて緑の宇佐美軍と対峙、景虎は宇佐美と一騎打ちに臨み打ち取ります。その頃、離婚した八重は越後に帰って来ていました。 【結】 やがて晴信は「武田信玄」と改名、景虎は上杉家の養子となり、毘沙門堂て剃髪し「上杉謙信」に名を改めます。再び上杉と武田の間に緊張が走るなか、謙信の下にもたらされたのは、乃美の死を告げる知らせでした。 その後、上杉軍と武田軍は再び川中島で激突します。黒の上杉軍と赤の武田軍は壮絶な死闘を繰り広げ、戦局は両者とも一進一退の状況が続きました。謙信は自ら騎馬隊を率いて武田本陣に乗り込み、遂に謙信と信玄は直接対決します。謙信の刀が信玄に振り下ろされようとした時、信玄の部下は身を挺して主君を守り抜きます。結局、両軍は撤退することになり、上杉軍は越後に向けて引き上げていくのでした。 The End_映画ウォッチ みんなの評価 2.74/5.0 最高 (^0^) 色調も時代を感じさせる独特のものであり配役も渋い。 今となってはもう撮れない貴重な時代物かもしれない。 娯楽映画として十分過ぎる内容の傑作である。 最低 ( ` 3´) 終始何を伝えたいのか全く分からない駄作中の駄作と言える。
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