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投稿者:藤吉功
林床で青々と元気な葉が広がっていました。ラン科コケイランの越冬葉(写真1枚目)です。周囲の木々が葉を落として林床に光が届きやすくなる秋に新しい葉を伸ばし、雪の布団で越冬し、雪解け一番にまた光合成を盛んに行って、初夏の開花から結実に備えます。 そうした越冬葉の中に、今季の花茎の上部に残る褐色の果実(写真2枚目)が観察できました。黄褐色の小花(写真3枚目、6月下旬撮影)から、果実の姿を想像できましたか。 蛇足ながら、野幌の森では、サイハイランやトケンランも意外な所で越冬葉が目立ちます。来シーズンの観察ポイントが増えたようで、降雪前の森歩きもまた楽しみですね。
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