投稿画像
投稿者:事務局
会員の皆さま 現在、緊急脱出用パラシュートの定期点検・リパックを行っておりますが、リガーの方よりハーネス部分に酸蝕による損傷を見つけた旨連絡がありました(写真)。 バッテリー液の付着によるものではないかという事です。 今回はなんとか交換できる部分という事で修理対応することになりました(修理なしでの使用は不可との診断)が、もしコンテナ部ですと内部の傘本体に影響して、全損になっていたかもしれません。。。 バッテリー液だとすると、撤収作業時の可能性が考えられますが、特に普通の(密閉型でない)自動車用バッテリーは傾けたりすると容易に液がこぼれます。 バッテリー液は希硫酸ですので繊維などを腐食させます。特にそのまま放置すると水分蒸発により濃度が上がり状況は悪化しますので、脱着時など取り扱いに注意するとともに、装備品等に付着した場合はスタッフまでご一報ください。 (床などにこぼした場合も、なるべく多量の水で洗い流して下さい。放置すると床のコンクリートや金属もダメージを受けます。) なお、パラシュートそのものも本来非常にデリケートなものなのですが、荒っぽい取り扱いが目立ちます(バラストの下敷きや直射日光下に放置など...)。改めて取り扱いやダメージへの気配りをお願いいたします。
投稿記事
画像を拡大