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投稿者:長澤雅彦
[YouTube:9uEYex5eRPU:R] 夜のピクニック (日本) 2006年 日本国内興行ランキング ランク外 夜を徹して80キロを歩き通す高校生活最大のイベント「歩行祭」。最後の歩行祭を迎える高校3年生の甲田貴子は、人知れず一つの賭けを胸に秘めていた。3年間わだかまった想いを解決するための「秘密の賭け」。それは、一度も話したことのないクラスメイトの西脇融に、話しかけることだった・・・ 監督 長澤雅彦 脚本 三澤慶子、長澤雅彦 音楽  REMEDIOS 主演 多部未華子(甲田貴子) 原作 恩田陸 『夜のピクニック』 登場人物 甲田貴子: 西脇融とは異母兄妹。母はシングルマザー。 西脇融: テニス部。同級生の甲田貴子とは異母兄妹。 遊佐美和子: 貴子の親友で和菓子屋の娘。北高男子の憧れの的。 榊杏奈: 貴子と美和子の親友で帰国子女。 榊順弥: アメリカに住んでいるが、わざわざ日本までやって来て歩行祭に飛び入りで参加する。 【起・承】 甲田貴子の高校では、毎年全校生徒が24時間かけて80kmを歩く「歩行祭」という行事が行われる。年に一度のこの行事、三年生の貴子にとってこれが最後。生徒それぞれがいろんな思いをもって歩行祭に臨む。好きな人に告白する、などがよくある思いだろう。貴子には絶対に成し遂げようと決めたある思いがあった。 それは、同級生の西脇融に声をかけることだ。三年間ずっと実行しようと思っていたが、これは最後のチャンスだと感じた。 貴子がこれほどまでに融のことを考えるのは、好きだからというのではない。実は、融は貴子の異母兄弟なのだ。しかし、同じクラスであるにも関わらず一度も会話したことはなかった。 このことは、親友である美和子と、アメリカに行った杏奈にも打ち明けたことのない、貴子の秘密だった。 こうして、強い決意と共に最後の歩行祭は始まった。 貴子はいつ融に話しかけようかと考えるが、今までずっと会話したこともない相手だ。どう接していいかがわからない。 【転・結】 この歩行祭では、夜になるとカップルが誕生するのが伝統のようになっている。 貴子が、そして融も、お互いを妙に意識しながらある程度の距離を持っている様子を見て、クラスの面々は勘違いする。 貴子が恥ずかしがって融に話しかけられずにいると思い込んだ友人たちは、二人をくっつけようとする。 だが、それは貴子の気まずさを助長させるだけだった。 このままでは歩行祭が終わってしまう。空は白んでいき、残りの距離も短くなっている。 もう朝になった。融との距離はかなり離れてしまった。しかし、いよいよゴールに近づくころ、二人は自然に距離が近くなる。貴子は意を決して融に話しかける。 自分と融の父親は同じで、異母兄弟であること。貴子がそのことで融を意識しすぎて、三年間も話しかけられずにいたこと。 打ち明けられた融は、実は自分も貴子との関係を知っていたことを打ち明ける。 三年に渡る長い間、心に秘めていた思いを打ち明けることができた二人は、すっきりした気持ちでゴールを迎えた。 The End _MIHOシネマ  GYAO! 無料配信中
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