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投稿者:鋭利庵
背面モニタやEVFの見え方は考え方の違いや処理速度も影響しますね。 特に高感度に弱いμ4/3は感度が上がるとかなり残念な状態になります。 画素数の影響だけでなく、そもそもの感度が上げられないので処理が 追いつかずフレームレートが下がってしまい動きが滞ります。 それに加えて画面が荒くなるのでピント合わせにも苦労させられます。 この傾向はフルサイズでも生じますが感度に余裕があり、処理速度も それなりに高いので、ちょっと気になる程度で済んでいます。 通常の光量では気になりませんが超々高感度になると半押しでやっと 最終的な記録画像になるのかα7Sの色かぶりもここでやっと見えます。 それでもモニタやEVFで見ているだけの撮影前は動画状態なので脳が 補完処理を行うため多少ノイズが混じっても気になりません。 そこからシャッターを切って記録された画像が表示されると、これは 固定された画像なのでノイズなどの荒れもはっきりしてきます。 ノイズは撮像素子上でランダムに発生するので動画では気にしなくて いいレベルでも静止画では明滅することもないため、より明らかです。 天体写真で行われるスタック処理は、画像を重ねることでランダムに 散在するノイズを埋めてしまおうとする処理になりますね。 紫外線天体撮影というのもできなくはないとは思います。 ただ、遠い星からの短い波長が地表にどの程度到達しているかですね。 さらに紫外線のみを透過するフィルターは他の波長を抑え込むために 紫外線そのものの透過率も中心波長の360nmでも最大で60%程度です。 大気中の雲や水蒸気程度で遠方の山が消えてしまうほど減衰率が高い 紫外線がどの程度拾えるのか試してみたいところではありますが晴天 でも最高感度まで上がったうえでF8では1/60程度ですから露光時間を かなり伸ばすかいくつもの画像を重ねないといけないかもしれません。 マウントの都合でFDレンズは使えないのでもっとも明るく長いレンズ だとしても55mmF1.2が最大で、しかもピント合わせができるかどうか。 試すとしたら、どうにか見える月を基準にピントを合わせて固定し、 そのままにして月が不在でヌケのよさそうな空に向けるしかなさそう。 そのくらい悠長な撮影では忘れて動かしてしまいそうです。      なにより赤道儀もなしでは無理かもしれない  鋭利庵でした
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