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投稿者:SS姫
愛媛県南宇和郡、南レク馬瀬公園内の「紫電改展示館」に行って来ました。 これで、国内に現存する大戦中の機体は全て見学したと思います。まぁ、一般市民がブラりと立ち寄れる所ばかりですが。 この展示機は高名な三四三航空隊所属機。正に終戦間際の昭和20年7月24日、土佐沖に進攻してきた米機動部隊から戦爆連合約500機が呉・広島方面に来襲。これを迎撃するため鴛淵大尉率いる紫電改21機が大村基地から発進。宇和島上空で三倍の敵と交戦し、わずか10分足らずで16機を撃墜。しかし紫電改6機が未帰還となりました。この機体はその内の一機と言われています。紫電改は世界で4機しか現存していません。 遺族会より、出来るだけ海底より回収した状態を保って欲しい。という要望から修復は形状を整える程度にされています。曲がったプロペラが着水時に海面を打ち、最後まで生還の望みを捨てなかった事を物語っています。合掌しました。 展示館の内部には回収された防弾タンクや自動空戦フラップの残骸等が展示されていました。ここは県営で343空のグッズ等も販売されています。見学は無料です。久良湾を一望出来る美しい高台にあり、歩いて数分の所に回転展望台もあります。ロープウェイの基礎も残っていたので、かつてはロープウェイが運行していた様です。 ここは展示館ですが、この様な戦争遺跡は貴重な歴史を偲ばせてくれます。これからも大切に保存される事を望みます。
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