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投稿者:日口
本日の予報(skysight)では、南のエリアが対流がとても良いものの、地上・上空ともに風が強く、ウェーブもエリアが限定されるため、長距離X'Cには不向きな感じでした…最後まで飛ぶのをためらいましたが、今年の締めくくりということで飛び上がりました。 飛ぶ人は少なく、2機目に発航したのですが、1機目の機体が曳航途中の滑空場上空ですぐに切り離し、あれよあれよという間に上がってしまいました。 私も滑空場上空をリクエストしましたが、すぐに強いプラスに入り、1,200ftAGLで切りたいのを我慢し、1,500ftで離脱。 2~3回センタリングをすると、バリオはトップストップで張り付き、アベレージャーは何と13.8ktを示しています。 そのまま、雲底9,000ftまで一気に上がり、風上へ抜けるとそのままウェーブイン! 今日のウェーブは昨日ほどの強さは感じず、3~5ktでまずはゆっくりと高度を稼ぎますした。 北のエリアは時雨が入って、ウェーブをつぶしている様子。 南のエリアもウェーブのラインらしきものは見当たりません。 しかし、上昇している時に観察したCu baseは明らかに10,000ftオーバーに見えました! 少し南北へ動いてエリアを観察し、南30kmくらいからさらに南に延びているコンバージェンスラインを辿ってみることに。 いざウェーブから高度を落としていくと、思いのほか沈下が大きく、高度を落とし過ぎて最初の積雲の下で上がれなくなってしまいました...ウェーブの影響。 リッジも聴いていないので位置を変え、別の積雲の下で強いプラスをヒットし、上昇開始。 やはり、雲底高度は10,000ft以上ありました! 最初観察していた南のラインはすぐに途切れていることが分かったので、東に伸びているCu streetの下を進んで、東の山にぶつけてみる。 ラインは東の山並みに伸びていったあとは山並みに南下している。 そして、20kmほど切れた後は、今度は西に別のコンバージェンスラインが伸びている...これも高い。 初めのラインの端で高度を上げ、えいやっと次のコンバージェンスラインに飛び移った。 明らかに南から海風が侵入してきている。 低いカーテン雲がどんどん湧き上がっている。 そのラインに8,000ftで到達すると、そこはパラダイス! すぐに10ktで雲底にへばりつく、11,000ft。 ところが、事はそう簡単ではなかった...プラスが強過ぎてラインを辿れない...明らかに上がり過ぎ^^; スピードを出そうが、どんどん雲に吸い込まれそうになる。 エアブレーキを使うと良くの強度が下がるので、とにかくラインから逃げる、逃げる。 ラインに出たり入ったりしながら西へ進むが、しばらく進むと完全にシャワーで行く手を阻まれた。 しょうがないので、元来た道を戻ることに。 ところが、このラインは不安定過ぎて崩れるのも早い^^; このラインに直交する形で南に延びるラインに飛び移ろうと思い高度を目一杯上げたいのだが、こんな時に限って強いプラスをヒットしない...。 右往左往しながらのフライト^^; そうこうしているうちに、何とかオマラマ付近に戻ってきた。 北につながるCuをたどって行こうと思ったのだが、それも途中切れている。 一方、風下になるが、南東方向に別のコンバージェンスラインが伸びている。 今度はこのラインを辿ってみることにする。 このラインも雲底高度は10,000ft以上ある。 2度ほど風下に雲を乗り継ぎ、ラインに到達。 さらに、南東進する。 が、あまり強いプラスをヒットしない...。 深追いをせず折り返すが、いいプラスがないので高度を上げきれず、次のラインに低く入ってしまうパターンになる。 そうこうしているうちに、高度が下がる...。 17:30を過ぎると、Cuの勢いがなくなってきているのがわかる。 オマラマの東70km、つまり風上に向かって飛ばなくてはならない。 ウェーブの影響もある。 サーマルの上がってくる頻度も落ちてきたようだ。 短い南北の山並みを回り込むような形でプラスを求める。 でも、来ない...。 いよいよ、やばい感じになってきた。アウトランディングが頭をよぎる...ここはアウトランディングには不向きなエリアだ。 1~2個サーマルを拾うが、プラスにまとまりがない...ウェーブの影響か。 位置を変え、ごまかしながら強いプラスを求める。 そして、ヒット! 上がってみると、上空の風はそれほど強くなく、グライドが進むのがわかる。 これで、帰れる^^ 終わってみると、一年を総括するいいフライトだった^^ 今年も一年間、いろいろとお世話になりました。 皆さんもどうぞ良いお年をお迎えください。 ご照覧、ありがとうございました^^ (ちなみに、私のフライトは明日も続きそうです^^) 写真左 最初のCuでウェーブインし、エリアを観察する。北は御覧の通り、強い時雨でウェーブもサーマルも潰されている。 写真中 コンバージェンスラインを辿り、右に見える別のコンバージェンスラインに飛び移ることを考えている。このラインと左のラインとは20kmほど離れていた。 写真右 ラインはこんな感じで西に伸びている。
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