投稿者:高森人
豪雨の後の地震発生について
先週の記録的な大雨の後、芦北地方で地震が発生しています。
〇10日19時51分ころ、地震がありました。
震源地は、熊本県熊本地方(北緯32.4度、東経130.6度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.0と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。
この地震により観測された最大震度は2です。
〇12日10時15分ころ、地震がありました。
震源地は、熊本県天草・芦北地方(北緯32.3度、東経130.5度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は2.3と推定されます。
豪雨と地震の関連性について調べたところ、京大防災研究所年報第20号B-1(昭和52年4月)
「降雨と地震発生との関係について」という尾池和夫先生の研究がありました。
それによると
地震発生の3~5日前に顕著な降雨がある場合が多い。
降雨後破砕帯に異常な動きが現れると、地震活動が活発化する
この2つの地震はまさにこの研究結果を反映していると思えませんか?
今後日奈久断層帯の活動が活発化するのではないでしょうか?