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投稿者:藤吉功
1990年代から、トマト、ナス、イチゴなどの施設栽培の受粉用にヨーロッパからコロニー単位で輸入された外来種のセイヨウオオマルハナバチ。瞬く間に野生化し、全国的に生態系に関わる様々な被害が顕在化。2006年9月には「特定外来生物」に指定され、飼育・運搬等が規制されています。その後、セイヨウオオマルハナバチ・バスターズ制度がスタートし、野生化した個体の防除活動も始まりました。 ボラレンでも、数人が道庁に登録・交付された腕章を着用して、越冬個体である女王バチが活発化するこの季節に集中的に捕獲作戦に当たっています。 本欄で、エゾムラサキツツジの開花を報じて、はや3週間。北海道開拓の村前の植え込み界隈で、いかにも怪しげなおじいさんたちが捕虫網で駆け回る姿は、傍目には奇異に映ったようです。『いったい、何をされているのですか?お孫さんのために昆虫採集でもされているのかと思いました・・。』経緯等をお話しし、ご理解をいただく一幕も。 写真=エゾムラサキツツジの蜜や花粉を求めて訪花したセイヨウオオマルハナバチ(1枚目)、捕虫網で捕獲した個体(2枚目)、ここ1週間ほどの戦果(3枚目)。*全体で81匹の殺生でした。
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