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投稿者:鋭利庵
いい桜ですね。背景とのバランスもいい感じだと思います。 やってみなければわからない(納得できない)ことはありますね。 屈折率の違いによる倍率変化は意外と平気で気になりませんでした。 肉眼入力で数%程度の違いなら脳は自動補正して辻褄を合わせるようです。 そのため、やはりもっとも馴染みのある可視光をセンターに置き、マウント アダプタの精度の都合で装着レンズがやや回転方向に傾いてしまうのを解消 するために通常と180度反対方向でロックする改造を施した紫外線カメラを 背面から見ていちばん右に配置、左に赤外線カメラを置くことにしました。 ご指摘のとおり、まず中央のカメラで構図を決定しファインダーかモニタの 方眼で目標とする基準点を見つけておいて、左右の可視光外カメラは方眼を 基準に同じ位置に目標が重なるように逆の方向にシフトして調整します。 同じ35mmレンズならば多少の違いは脳が吸収できるようなのでこの際ですから センターは以前から持っていたミノルタのシフトCA-ROKKOR35mmF2.8を置いて 左右の赤外線と紫外線にオリンパスのOM-ZUIKO-SHIFT35mmF2.8を並べました。 誤差が思ったほどでないのならOMではなくニッコールを追加でもよかったかも しれませんが、これは次の課題としましょう。 横幅の短さというのはふたつの意味で当初から計画に入っています。 そういう意味ではα7Cが理想的ですが、生憎これは1台しか持っていませんし、 改造機も出回ってはいないようです。 幅の短さを求める理由のひとつは物理的な扱いのしやすさですが、もうひとつ パララックスを利用した立体視も想定してのことです。 天羅さんは不得手だったかと思いますが、左右の肉眼が横に並んでいることで 距離を把握したり立体的像を認識することができるステレオ写真の理屈です。 機械的な距離計は左右の視点が離れているほど正確になりますが、立体視では 肉眼に近い間隔のほうが捉えやすいでしょう。 せっかくカメラを左右に並べるのですから鑑賞に際しても立体視と同じ見方を すれば波長の違いによる違いをより実感できるかもしれないと考えました。 ただ、平行法ではやはり視線が離れすぎてしまうため交差法のほうが望ましい と思われるので並べてひとつにした画像は左右を入れ替えてあります。 手順が確立できていないためシフトが少々ズレてしまったのはご勘弁を。 紫外線と赤外線はモノクロにしてありますが青と赤に寄せてもいいかも。 リモートスイッチののコードを引き出すために高さが増してしまったのが残念 なところですが、シフトを考える前に近接では左右のカメラを内側に回転する 方法も考えていたので、どうしてもこうなったかもしれません。 並べて三脚に載せたらなかなかの威圧感です。ここまでくると撮影装置という よりも光学兵器の様相を呈しています。 薄曇りの水分のせいか、花粉か黄砂のせいか、紫外線では雪山が消えました。   もっと葉っぱが出たり花が咲くと見栄えもよくなるはず  鋭利庵でした
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