投稿者:アジア小僧(管理人)
Selina パパからのメッセージ2 投稿者:アジア小僧(管理人) 投稿日:2020年11月14日(土)21時54分42秒 返信・引用
お待たせしました。
任パパからSelinaへのメッセージの続きです。
(以下、前回からの続き)
火傷病棟はまさに人間煉獄のようなところでした。毎日患者が患部の傷口に新たな
薬に取り替えるとき、絶え間なく絶叫の泣き叫ぶ声が響きます。
・・・実は言葉で形容できない。
(引火自殺者はもしこの病棟を歩けばその自殺の考えを諦めることを保証します。)
そこでは医療関係者に対し正に心から感服します。彼らは人間の天使のように根気
強く慰め、心を配ってくれます。その一方で家族からのクレームにも耐えている。
私はただただ彼らに心からの感謝しかありません。
激痛で耐えられない毎日なのでモルヒネを注射します。麻酔が進行する萱萱。直前
まで私とおしゃべりしていたのに一瞬で電気が切られたロボットのように昏睡して
しまいます。
敏感体質なので萱萱はずっと高熱が引かないという問題に直面します。何度か夜中に
危篤の知らせを受けて長庚醫院へ駆け付けました。各科の名医が解決方法を議論して
いるのを見ていると、天に祈る以外、私にはそばでこっそりと涙することしかでき
ませんでした。
上海から戻って台湾最初の夜、私たち夫婦はお互い抱き合っていっしょに泣きました。
妻の阿蘭は泣きながらさらにこう言います。「昨夜、萱萱がなかなか産まれてこない夢
を見たの。」
妻の慟哭は続き「ほんとに後悔してるわ。萱萱がこんなひどい災難に合うくらいなら
産むんじゃなかった。」
病状は極めて厳しかったので、(任パパは当時脳卒中で臺北榮民總醫院の病室にいた。)
私は親戚たちに萱萱の見舞いをさせたくなかったのです。
もし彼らがミイラのようになった萱萱を見たら、人間煉獄のように泣き叫ぶ声を聞いて
しまうからです。萱萱の病状の厳しさを見ると彼らが耐えられるか、そしてかえってさらに
萱萱が内心落ち込んでしまうのではと心配でもあったからです。
(メッセージはまだあるので、あと1回続けます。)