投稿者:労農運動指導者 フェリシア・ウリヤノフ
同志、同志ハンソンよ!
今こそ決断の時です。
貴方の師匠はモズレー、インターナショナルの指導者です。
愛弟子たる貴方が、インターナショナルに深い憧憬を抱くのは当然です。
しかし、インターナショナル陣営が欧州で成し遂げていることは、
暴力、殺戮、罪なき民衆への無軌道な略奪、社会主義者の理想とは遠く離れた行いです。
まもなく、欧州はインターナショナル陣営に飲み込まれ、
スカンディナヴィアもその牙を逃れることはできないでしょう。
彼らが社会主義者の王道楽土をスカンディナヴィアにもたらすというならば、
このフェリシア・ウリヤノフ、一人で官邸に乗り込み政府首脳全員を八つ裂きにすることも辞しません。
しかしながら、その望みは無い。彼らはスカンディナヴィア全土を赤い植民地主義によって三流国家として扱うのみでしょう。
もはや、我々が望む望まざるにかかわらず、インターナショナルとの対決は避けられないのです。
同志ハンソン、人民を深く愛する指導者たる同志ハンソン、
偉大な共産主義者たるハンソン。
一人のスカンディナヴィアの民、フェリシア・ウリヤノフとして貴方に問います。
今こそ、スカンディナヴィアの赤き雛鳥は親の元を離れて、大空にはばたく時です。
我々左派の政治集団は、「対インターナショナル戦争やむを得ず」を決断しなければならない。
それとも、書記長閣下は英国か仏国の属国の、首輪に鎖の繋がれたボスをお望みか!
私の知る貴方は真の政治家だ!そのような堕落した人ではない!
今こそ、方針の転換の時です!