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投稿者:ジェームズ・マンゴールド
[YouTube:2q7eKxSZPE4:R] ナイト&デイ(原題: Knight and Day 米国) 2010年 全米年間興行収入ランキング46位 ジューン・ヘブンズは飛行機に乗るため、空港内を急いでいた。何とか飛行機に乗れた彼女はロイ・ミラーという男に出会う。すっかり意気投合した2人。しかし、ロイは政府機関のエージェントだった…… 監督 ジェームズ・マンゴールド 代表作 『17歳のカルテ』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『3時10分、決断のとき』 脚本 パトリック・オニール  音楽 ジョン・パウエル 代表作 『フェイス/オフ』『アイ・アム・サム』『ボーン・アイデンティティー』 主演 トム・クルーズ(ロイ) 代表作 『7月4日に生まれて』『ミッション:インポッシブル シリーズ』『バニラ・スカイ』 上映時間 110分 登場人物 ロイ・ミラー: 政府機関のエージェント ジューン・ヘブンズ: 平凡な女性。(キャメロン・ディアス) 代表作 『メリーに首ったけ』『チャーリーズ・エンジェル シリーズ』『ホリデイ』 イザベル・ジョージ: CIAスパイ対策部長。(ヴィオラ・デイヴィス) 代表作 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』『スーサイド・スクワッド』『フェンス』 ジョン・フィッツジェラルド: FBI特別捜査官。(ピーター・サースガード) 代表作 『ボーイズ・ドント・クライ』『ニュースの天才』『グリーン・ランタン』 アントニオ・キンターナ: スペインの武器商人。(ジョルディ・モリャ) 代表作 『ブロウ』『コロンビアーナ』『アントマン』 サイモン・フェック: 天才発明家。(ポール・ダノ) 代表作 『リトル・ミス・サンシャイン』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『プリズナーズ』 【起】 カンザス州ウィチタの空港。一人の男が土産物の騎士人形を物色しつつ、ロビーにあふれる人を観察していました。その目に留まったのはある金髪美女。重そうなキャリーバッグを引きずるその女性(ジューン)は、彼女を観察していた男と二度もぶつかってしまいます。紳士的でイケメンのその男に惹かれるジューンでしたが、予約していたはずのチケットは別の便だと搭乗を拒否され困惑。 そんな彼女に謎の男は、「物事には理由があるんだ」と言いつつ飛行機に乗り込んでいきます。しかし土壇場でジューンも飛行機への搭乗が許され、謎の男の近くの席へ。ロイ・ミラーと名乗るその男と打ち解けたジューンは、彼に自分の夢を語って聞かせます。 父の残した車・GTOを完成させ、いつかケープ・ホーンに行きたいと。ロイもまた彼女に、まだ叶えていない夢を語るのでした。思わぬイケメンとの急接近にテンションもMAXのジューンは、気分を落ち着かせるため手洗いへ。戻ってきたジューンは積極的にロイへのキスを敢行しますが、機内の様子がおかしいことに気づきます。 それもそのはず、何と二人以外の乗員乗客は全員死亡!実はロイを狙う搭乗者全員を、彼が全て返り討ちにしていたのです。しかしパイロットが死んだのは想定外の事故。慌てるジューンをなだめつつ、ロイは見事飛行機を不時着させます。 命は助かったものの、あまりの事態に動揺しまくりのジューンに対し、ロイは冷静にこう言って聞かせます。「君に近づくものの車に乗ってはいけない。”安全・安心”という言葉に気をつけろ。僕のことは知らないと言え」と。ロイはジューンに何かの薬を飲ませると、彼女は意識を喪失。 【承】 次に目覚めたときはボストンの自宅で、食卓には朝食の用意が。困惑しつつも妹の結婚式の準備をこなしていた彼女の前に、突然ロイを追う数人の男たちが現れます。忠告にもかかわらず、言われるままつい車に乗ってしまうジューン。 しかしFBIだと名乗る男たちが口にした「安全」という言葉に、彼らに対する疑念がむくむくと湧きあがります。その時突然銃声が轟き、車内の男たちが倒れると、車の上に飛び乗ってきたのはロイでした!ハイウェイ上であり得ないほどアクロバティックなバトルを繰り広げ、敵を撃退するロイ。ジューンはエキセントリックなロイから逃げ出そうとしますが、「僕と一緒にいないと、君の寿命はあとわずかだ」という言葉に負け、彼と行動を共にすることにします。 そんな彼女にロイが見せたのは、空港で売られていたあの騎士人形でした。その中に入ってたのは、ある若者が開発したという「永久電池」。たった1本で小さな町の電力が賄えるというこの電池こそが、ロイが大勢から狙われる理由だったのです。 彼がジューンに語ったのは、次のような話でした。ロイはCIAの局員としてフィッツジェラルドという男と共に、ウィチタの施設で電池を開発した若者(サイモン)の護衛に当たっていました。しかしフィッツジェラルドは勝手に電池を売りさばこうと企み、それに気づいて電池とサイモンを匿ったロイを裏切り者に仕立てたのです。二人はサイモンのいる隠れ家へ向かいますが、そこはもぬけの殻でした。おまけに電池を狙うスペインの武器商人・アントニオが放った武装集団に追い詰められてしまいます。アントニオはフィッツジェラルドが電池を売ろうとした相手でした。 またもやパニックを起こしたジューンを、ロイは薬で眠らせます。朦朧とした意識の中でジューンが断片的に見たのは、敵アジトからの脱出と飛行機や船での逃走でした。はっきりと意識が戻ったとき、そこは南洋の孤島で、しかもなぜかビキニ姿。ジューンは勝手に着替えさせられたことに怒り、荷物を持って島の奥へと駆け去ります。 荷物の中にはロイのスマホがありましたが、そこには「アマポーラ」という通りにある一軒の家の様子が映し出されていました。なんだかんだで結局仲直りし、いい感じになる二人でしたが、突然爆撃機が襲来。ジューンが不用意に出た電話によって位置がバレたのです。 またもや逃走を余儀なくされた二人は、サイモンの残したメッセージに従ってオーストリアへと飛びます。アルプスを走る列車でサイモンと合流した二人は、ザルツブルクに到着。ようやくホテルでゆっくり、と思いきや、ロイは1人夜の街へ。その行動を怪しんだジューンは密かに後を付けます。するとロイが密会していたのは、アントニオの代理人の美女でした。ロイは電池の値段を交渉していたのです。 【転】 裏切られ、空港での出会いもロイに利用されたのを知ったジューンはCIAに密告。ロイは家々の屋根伝いに逃走するも逃げ場を失い、銃撃を受けて川へ転落し行方不明に。 その後、日常へ戻ったジューンは、ふと思い立ってあの「アマポーラ」の家を訪問します。そこにはナイトという老夫妻が二人で住んでおり、居間にはクウェートで戦死したという息子・マシューの写真が飾ってありました。幼さの残るその顔立ちは、まさにロイその人。 ナイト夫人はジューンに、息子が仲間をかばって死んだこと、水泳が得意だったことを話して聞かせます。ロイが彼女の安全のために芝居をうったのに気付いたジューンは、偽の電池を餌にわざとアントニオに捕まり、決着をつけに来たロイと再会します。 アントニオの屋敷からバイクで脱出し、牛追い祭りの牛とともにセビリアの街を疾走する二人。息の合ったコンビプレイで追手を撃退し、サイモンをさらって逃げたフィッツジェラルドを追いかけます。しかしサイモンを楯にするフィッツジェラルドに、ロイは電池を渡さざるを得なくなった上、サイモンをかばって銃弾を受けてしまいます。まんまと電池を手に入れたフィッツジェラルドでしたが、実は電池は未完成品で、非常に不安定な状態でした。 【結】 熱を持ち過ぎた電池は、フィッツジェラルドを乗せたヘリと共に大爆発を起こします。一方濡れ衣が晴れ、再びCIAに戻るよう要請されたロイでしたが、病院で看護婦から薬を飲まされると突然意識を失います。再び目覚めたときそこはジューンのGTOの車内。しかも短パン姿。戸惑うロイにジューンは、ここがケープ・ホーンであることを告げ、今が棚上げにしていた夢を叶える時だと言い、車を走らせるのでした。そしてその頃、あのナイト夫妻にもケープ・ホーン行きのチケットが届いていました。 The End_ クチコマガジン みんなの評価 3.68/5.0 最高 (^0^) 世の中辻褄が合ってなかったり脚本の不備、突っ込み所があっても楽しめる映画がある。 観た後に脚本の破綻や不備をも忘れて両手を上げて大絶賛と云うことがあるのだ。 最低 ( ` 3´) くそありえない演出、展開の数々がストリートや登場人物への感情移入を完全シャットアウト。
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