投稿者:wajin128
『三国志』巻三 明帝紀
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【爲四萬兵多、役費難供】
四萬もの大量の兵士を派遣するには、多額の資金が必要で賄いきれません。
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【帝曰「四千里征伐、雖云用奇亦當任力、不當稍計役費】
帝は 「四千里(公孫淵)征伐には、奇策を用意しているので、資金の心配は不要」 と述べた。
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【遂以四萬人行】
ついに四萬の大軍を派遣した。
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【帝曰「住還幾日?」對曰「往百日、攻百日。還百日、以六十日爲休息、如此、一年足矣。」】
帝は、「公孫淵の征伐に何日必要か?」 と家臣にきいた。
家臣は答えて、「行くに百日、攻撃に百日、帰還に百日、兵士の休息に六十日、すべてを合わせるとおよそ一年になります」 と答えた。
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四千里(公孫淵)征伐の移動に100日とあります。
魏の一里は430mですから、四千里は1,720kmになります。
すると1日の移動距離は「17.2km」です。