投稿者:イングリッド・シーグフリード
「我が主イエスよ。我を守り給え……」
私の愛するシーグが死んでから、私は進むべき道を見失い、一時は信仰の道へと走った。
「我が運動と、その構成員を守り給え……」
シスターになるのも手ではあった。しかし……それで残された人々はどうなると言うのか?
「ウプサラ市長選において、神の恩寵を授け給え……」
私は、彼らが抱えてきた人々のために生き続けた。そしてそれが今日に至り、ようやく結実の日を迎えようとしている……
「主よ。我が主イエスよ。我の口に神の息吹を与え給え」
イングリッドは立ち上がり、シクヴァルの残した一張羅を着て、こう言った。
「さあ、戦いを始めよう」