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投稿者:やっぱりセルが好き!
Bruckner交響曲4番の投稿がありましたので‥ セルが定期でBrucknerを取り上げたのは‥ 3番:49-50.63-64.65-66R 7番:48-49.52-53.62-63 8番:47-48.48-49.54-55.69-70R 9番:51-52.57-58 Te Deum:67-68 こうして見ると本当に少ないですね。特に3番はもっと取り上げていたのではと勝手に思い込んでいました。 4番はセルには合わなかったのでしょうか?定期でも全く取り上げていませんね。COLUMBIAがBruckner交響曲のレコードを出す事を決めた際に「4・7・9番をワルターに割り当てた為にセルは3・8番となった」というのを 何処かで読んだ覚えがあります。 当時人気の無かった?5・6番はレコード化の予定が組まれなかったのでしょうか。特に5番はセルの演奏を聴いてみたかったですね。 4番『ロマンティック』セルでは聴く事が出来ませんので弟子?二人に登場頂いて‥(笑) スクロヴァチェフスキは1998/10/25~28・エッシェンバッハは2003/2のLive録音。 版はそれぞれ1878~1880 第2稿とNowak。私はBruckner交響曲の版について多くを語る程知識を持ち合わせていませんが、 両者共にナチスと関係のあったHaasの版を用いていないのは(特にエッシェンバッハは)納得ですね。 これはもう学術的にどちらが優れているかという以前の問題なのでしょう。そう言えば「セルがBruckner交響曲に積極的でなかったのは 戦後Nowak版の出版を待っていたから」というのも何処かで読んだ気が‥ 演奏時間は スクロヴァチェフスキ 21:04 16:29 10:49 22:02 エッシェンバッハ   22:44 17:04 10:41 23:05 エッシェンバッハの演奏は特に第一第二楽章は演奏時間以上に非常にゆったりと聴こえます。私には細部まで透明感を求めたチェリビダッケに 共通している所がある様な気がしました。 私はYouTubeにupされたエッシェンバッハ/パリ管のMahler演奏を非常に高く評価しています(特にホルン等管楽器の実力は素晴らしい!) CDもこのコンビの実力を期待して購入したのですが部分的には非常に美しい箇所があるものの、全体的な流れには少し不自然さを 感じてしまい残念というのが感想です。 00番から全て揃ったスクロヴァチェフスキの正しくBruckner交響曲全集。数あるBruckner交響曲全集の中でも非常に優れていると思います。 特にこの4番は同曲の録音の中で最高ではないかと高く評価しています。何と言っても全体のバランスが素晴らしい! 他の演奏で感じてしまう【何処かギクシャクとした感じ】を全く気にせずに全曲を聴き通す事の出来る演奏がこれなのです。 さてセルがもしも両者の演奏を聴いたとしたら一体どんな評価を述べるでしょうか?
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