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投稿者:トイレ
今日は、周南市美術博物館に「宮崎進展 終わりなき旅」を見に行った。 宮崎進(しん)さんは、1922年徳山市御弓町に生まれ日本美術学校に進まれた。 20歳の時、繰り上げ卒業し応召。希望してソ満国境守備隊に行き、終戦後はシベリアに4年抑留された。 抑留中、絵が描けた事でソ連の将校からアトリエが与えられ、肖像画から壁画までの制作に関わった。 そこでキャンバスの代わりをしたのがドンゴロス(穀物の保存や運搬に使う麻袋)だった。 ちょうど行った時、ギャラリートークが始まり、学芸員の方の口から聞く「ドンゴロス」は、何十年ぶりの懐かしい響きだった。 2階の最終展示には、アトリエの写真と本物の制作途中の色塗られたドンゴロスがあった。日本でのドンゴロスは、コーヒー豆を入れる袋で、コーヒー豆の油がキツく洗濯が大変だったと言われていた。 1967年、画壇の芥川賞と言われる第10回安井曾太郎記念賞を受賞、一躍売れっ子作家に。 今のまま、同じ絵を描いていていいのかとヨーロッパで2年間(と言われたと思う)過ごし帰国。 2004年82歳の時、「サンパウロ・ビエンナーレ」に日本代表として参加され、1018年98歳で亡くなった。 「人間とは何か」 「生きるとは何か」 を一貫して問い続け制作されていた。 平面、彫塑、水彩、素描、版画 題材は、自画像や静物、風景、 旅芸人、シベリア、ヨーロッパや墨東、北海道など 絵の感想は書けないけど、Yahooで宮崎進を検索して 「宮崎進 美術情報2017-2020」宮沢勉(神奈川県立美術館長)の文章と絵がよくわかると思いました。 取り止めもなく書いて、読みにくかったらごめんなさい。 展覧会は、来週の日曜日(18日)までです。 とても感動する(私好み)作品ばかりですが、人が少ないのに驚きました。郷土の画家という事が伝わってないようです。 そうそう、徳山小学校の玄関前(事務室のドアの向かい)に宮崎さんの絵がありました。 昔は、ちょうど子どもと同じ高さで、ガラスも入って無くて驚きました。(その後、ガラス入りました)
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