投稿者:青木俊彦
第47回みちのく会報告
前回の札幌開催から4年を経て,みちのく会を宮城県松島町にて開催することができました.
会場は日本三景松島にある「パレス松洲」です.眼前に松島の絶景が眺望できる素晴らしい環境です.
当初,どれだけの参加者になるのか予想ができず気をもんだこともありましたが,最終的に29名の参加申し込みがありました.(そのうち1名は当日発熱のため不参加となり28名で開催)
コロナで開催できなかった4年間は思ったよりも長かったようで,これまで常連として参加されていた方々のうち何名かは高齢のためか不参加でした.また中には亡くなられた方もいらっしゃいます.
こういった点は寂しかったのですが,初めて参加するかたが4名おられ,いずれも20代の大学生,大学院生の皆さんでした.このうちお一人は久方ぶりの女性です.また中には遠く九州から参加された方もおられるなど皆さん新鮮な空気を運んできてくれたと思っています.
2月24日(土)
午後2時受付開始,3時から一人一話.
一人一話ではパワーポイントを使用したり,持参資料を用いて簡単な発表をする方もおられ,予定時間を大きく超えました.そのため予定していた集合写真撮影は翌日に延期になりました.
6時からの懇親会.旨い料理を食べながら,久しぶりの会話に話が弾んでいたようです.
途中初めての試みとしてじゃんけん大会を行いました.景品は宮城県蛾類目録,毒蛾のポスター,運搬用紙製標本箱です.皆さん童心に帰ってじゃんけんしていました.
8時過ぎから幹事部屋にて二次会.
久しぶりのオークションは出品数は多くありませんでしたが,ヒダカミツボシキリガを含む北海道特産種が出品され盛り上がっていました.
2月25日(日)
7時~8時の朝食の後,9時から2日目の話題提供が4題ありました.
枝恵太郎「日本から海外に渡った外来種とされる蛾」
新津修平「ミノガの採集法について」
斉藤 修「千葉県のマルハキバガ」
岸田泰則「日本のボクトウガ科の学名について」
4題とも興味深い内容で勉強になりました.
なお新津修平さんが発熱のため不参加でしたが,学生さんの山口真毅さんが急遽代理で発表し,見事役目を果たされたのは立派でした.
その後,来年の開催県岩手県の奥俊夫先生から挨拶がありました.
最後に全体集合写真撮影を行い,2日間の日程を無事終了することができました.
参加された皆様,本当に有難うございました.次回は岩手で会いましょう.
幹事 青木俊彦,阿部剛