投稿者:5期生 ひろせ
大河ドラマ「どうする家康」の放映が終了しました。
最後に、家康たちが山城から眺める風景として、東京のビル群やら東京タワーが映って驚きましたが、
あの光景は、今日の江戸東京を造ったのは家康だという暗示なのでしょうか。
史実と違うという指摘もありそうですが、史実以前に現代の光景と江戸時代初期の風景が重なる時点でなんでもアリ?です。
そもそも、大河ドラマ、であって、歴史ドラマ、ではありません。過去にも、明智光秀が京都小栗栖では死んでおらず、丹後に逃れた、というストーリーを流したことがありました。単なる大河ドラマです。史実もある、が、原作者の思いや、脚色者の嗜好でおもしろおかしく変えています。
松本潤演ずる徳川家康、なかなかの好演だったと思います。臆病で優柔不断だった家康が少しずつ強くなり、岩のように頑固て冷徹な性格に変わっていく姿をよく演じていました。個人的には、家康のような役を演じて、松本潤はドラマ界で敬遠され始めるのではないかと心配しております。
演技が良過ぎて、ドラマとしての品を欠いたのか、視聴率は10%ほどと低迷したらしい。
好演といえば、下品で醜い秀吉を演じたムロツヨシも素晴らしい演技でした。
嫌いな俳優であり、好まれない配役のムロツヨシ、最近観たパラリーガルのドラマでも好演でした。素晴らしい脇役だと思います。
次の大河ドラマは、紫式部がテーマだとか。近所の紫式部ゆかりの地をまたさらっておくか。。。視聴率は低そうです。大衆娯楽たる大河ドラマに何を期待するのかをNHKは敢えて解ろうとしていない気がします。