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投稿者:ベーダー少佐
プロローグ1コルセアF4U-1Aの製作:暗いコロナ自粛生活の中、なぜか大好きなコルセアを作りたくなりました。コルセアは長年の夢で、これまでモノグラム、オオタキ、ハセガワと製作を始めながら、いずれも挫折し、完成には至りませんでした。資料はそろい、すでにP&W2800のエンジンは完成しているので、再度タミヤを組んでみようという気になりました。ここで最大の難関は、メルクールの世界的モデラーMaximumさんが、すでにF4U-1Dを完成させている事です。私も作品を拝見させて頂きましたが、基本工作、エンジン、コクピット、塗装に関して全て完ぺきなデキです!メルクールは会則が「ぬるい」と言われていますが、メルクールでスケールモデラーを自称するのが、いかに困難かを思い知らされました。コルセアを制作するのは自殺行為か?クソ!!!やったるで! プロローグ2日本軍側からのコルセア評価:①ニューギニア方面に拡張する日本軍航空勢力に対して、1943年2月14日アメリカ軍は本格的な攻勢を開始しました。しかしその日の航空戦は、空中衝突後に自爆したゼロ戦1機に対し、P-38が4機、PB4Y(B-24海軍型)が2機、そしてこの時が初戦のVFM-124の最新鋭F4Uまでが、例外とならず2機、合計8機が撃墜され、救助されたたった1名の米軍パイロット以外の乗員は、戦死または捕虜となりました。この空戦は、のちにセントバレンタインデーの虐殺と呼ばれる事になります。 ②かなり以前の航空雑誌に掲載された、大戦を生き延びたゼロ戦エースパイロットへのインタビュー記事を、鮮明に覚えています。雑誌社側からの問いかけ「空戦を行って、一番組みやすかった相手は?」ゼロパイロット回答「ボート・シコルスキーです。」、雑誌社「では、一番組みにくかった相手は?」ゼロパイロット回答「グラマンです。」パイロットの回答の前者はF4Uで、後者はF6Fの事です。これらの事実を、皆さんはどう思われますか? プロローグ3掲載写真の解説; 写真1.今回塗装予定のVF-17の塗装例:機番1のBIG HOGのブラックバーン中佐の機体は、スピンナーが赤でモデル映えがします。しかしこの機体の左側中央に、4つのシミのような跡があります。これは銃弾の貫通孔をパッチでふさいだ跡で、機体の右側にも同様な跡があるはずですが、位置が不明なので、この機体は避けました。また垂直尾翼も塗装色が他と異なるので、新品交換されたと思われます。ゼロの20㎜爆裂弾で、大穴でもあけられたかもしれません。   写真2.塗料の考察1:まず米海軍トライカラーの塗装色を、調合する事にしました。私はどこの模型店でも入手可能な、クレオスとタミヤカラーでの調色を原則としています。すでに、MaximumさんがFS15042シーブルーの解説をされておるので、私はトライカラーの調色に関してのみ報告します。クレオスNo.71ミッドナイトブルーが、FS35042シーブルー、No.72ミディアムブルーが、FS35164インターメディエイトブルーに相当するはずなので、まず原色で色比較しました。No.71はズバリFS35042で艶消材を加えるだけで、OKです。No.72はやや青みが強く、FS35164の方がグレーみが強いのですが、1/48では面積効果でそのまま塗ってもよい気がします。私は白を加える事にしました。もう一つの色、FS37875インシグニアホワイトは、No.107キャラクターホワイトそのものです。この色は隠ぺい性がきわめて高いので、他の色の調色にも最適です。 写真3.装の考察2:この写真は、ブラックバーン中尉の大写しが目的ではありません。トライカラーのコルセアのシーブルーが、ドつや消しあった証拠写真です。さらに、機体左側の貫通孔のパッチが確認できます。よく見ると、フラップにも跡があるようです。   PS.製作は、やはりコクピット座席のパイプフレームから始めるのが正解のようです。こんなに店を広げて、Bf109G-10はどうなるんだろう??? 
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