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投稿者:金糸雀
日活の人気俳優だった赤木圭一郎さんが亡くなったのは1961年の2月14日でした。 石原裕次郎が、スキー場で骨折をしたため、急遽『激流に生きる男』の代役に決まり、その撮影中の出来事でした。撮影中の昼休みにセールスマンが持ってきたゴーカートを運転、ブレーキとアクセルが乗用車とは逆だったために踏み間違え、撮影所内の鉄扉に激突してしたのです。21歳でした。 私は、日活映画は映画館で見たいという気持ちはなかったですが、赤木圭一郎さんのあの屈託のない笑顔は好きでした。 赤木さんがいたら、裕次郎さんや小林さんは霞んでいたかもしれないですね。橋蔵さんが裕次郎さんや小林さんと雑誌対談していますから、赤木さんとの対談も持たれていたでしょう。人気絶頂の将来性ある俳優が、誰も想像しなかった事故でパッとこの世からいなくなってしまう。 人の命も散りゆく桜と同じ儚いものです・・・明日ありと思う心の仇桜 🌸桜の開花が聞かれる始める3月の、橋蔵さん出演作品の放送スケジュールになります。 🔹東映チャンネル   🔻時代劇専門チャンネル 3月 05日(日)13:00~15:00🔹やぶさ奉行(1957.11.17) 3月 12日(日)12:00~14:00🔻任侠清水港(1957.1.3) 3月 13日(月)11:00~13:00🔹忠臣蔵・櫻花の巻(1959.1.15) 3月 13日(月)13:00~14:30🔹忠臣蔵・菊花の巻(1959.1.15) 3月 16日(木)23:00~01:00🔻任侠清水港 3月 18日(土)22:00~24:00🔹はやぶさ奉行  3月 19日(日)16:00~18:00🔹忠臣蔵・櫻花の巻  3月 19日(日)18:00~19:30🔹忠臣蔵・菊花の巻 3月 28日(火)20:00~22:00🔹はやぶさ奉行 3月 29日(水)14:00~16:00🔻任侠清水港 この中では「はやぶさ奉行」の侠盗ねずみの役が、私は橋蔵さんらしさが一番感じられます。 千恵蔵さんとの共演は、オールスターを除いてがっぷりよつでの共演は「海の百万石」以来。 「はやぶさ奉行」では、茶目っ気の部分があり身の軽さもうかがえる役柄、橋蔵さんには適役ですし、生き生きした感じで、見ていてもスッキリします。 この作品は金さんシリーズ初のカラーであったため、色彩に気を使ったようです。刺青もモノクロ映画のようにはいきませんし、初のカラーということで作品の中で大切な日光東照宮の陽明門には苦心したようです。何も知らないで見過ごすと、実物の陽明門のところで撮影されたのかな、と思ってしまいますね。 「はやぶさ奉行」「任侠清水港」は1957年で、まだ橋蔵さんの初々しさが覗いています。 「忠臣蔵」は、いろんな役をこなして映画に慣れ、オールスターでも自分の魅力というものを意識した余裕が出てきたころですかね。 (画像は👍クリックすると拡大できます)
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