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投稿者:次郎長
2013年7月にマンション前大いちょう通り(下土狩文教線)歩道の「街路樹の根上がり対策工事」が行われました。 あれから、4年経ちましたが、現状はどうでしょうか? ------------------------------------------------------------------------ ~ 街路樹の根上がり対策 ~ ■街路樹の「根上がり」とは 街路樹が生長するにつれて根が太くなることで、根が歩道の縁石や舗装を持ち上げ、歩道がでこぼこになる 「根上がり」 が起こります。 そのため歩行者、特にお年寄りや車いす・ベビーカーの通行に支障をきたす状況となり、各地で問題になっています。 これまでの舗装改修では、単純に根を切った後、舗装だけを打ち換える方法で行っていましたが、この方法では街路樹を弱らせ、最悪の場合は枯らしたりすることで倒木の危険性もありました。 そして、良好に生育した時でも、数年後には再び根上がりしてしまうこともありました。 ■なぜ「根上がり」が起きるのか 道路の下の土は、舗装が壊れないように堅くつくられています。 街路樹は空気と水を取り込むために根を伸ばそうとしますが、 土が堅すぎるうえに、空気と水、養分が不足しているので、なかなか生育することができません。 そこで樹木は、少しでも空気と水がある部分、地面の上の方や、縁石沿いに根を伸ばし、太くなって舗装や縁石を押し上げます。 ■対策工事の特徴 舗装に必要な強度を持たせながら、根が生育出来る隙間のある特殊な土壌 (根系誘導耐圧基盤材) を舗装の下に設けます。 この隙間には空気と水、養分があるので、地面深くまで根を伸ばすことができます。 この工法により、健全に樹木が生育でき、根上がりが再発しにくくなるため、歩行者が安心して通行出来るような歩道になります。 ------------------------------------------------------------------------ 「 正しく施工されている 」 ことが前提ですが、期待を裏切られないよう願うのみです。
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