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投稿者:フッジー
 最近、登山に嵌っています。登山用品店で面白い本を見つけました。「山で熊に出会える方法」。  熊に出会いたい訳では無くて、出来れば会いたくないです(見たいという願望はあるものの。)出会わない為にどうすれば良いのか、どういった対策をしておけば有効か、そういったものを、熊に日頃から接近して実践している人の書いた本は自分にとって非常に興味深いものでした。  中古や図書館で置いてないので、その登山用品店で買ってしまいました。一気に読み終えてしまいました。中でも、熊の冬眠の木のウロを観察している写真は、エキサイティングなものです。  面白いと思った熊の生体は、冬眠中でも完全に寝むっている訳ではなく、時々起きて木をかじったりとかしているそうです。それと、尻に水がしたっていてもそのまま冬眠してしまうズボラさとか、熊の性格が次第に分かってきました。  これを読んでから、登山中に木に付いている「クマハギ」という、熊が杉などの木の皮をベリっと剥いで(これは木の皮の間にある樹液を舐める為だそうです。縄張りの意味もあるそうですが。)、これを動画サイトでも見てみましたが、熊の腕力の凄さが一目で判ります。人間と取っ組み合ったところで、とても勝ち目が無いのが判ります。  そのクマハギや熊の爪痕を見つけて写真に収める楽しさも増えました。だが他の登山者はなかなか気が付かないようです。それは一種勿体ない事と思えます。この間山で見たのですが、色々調べると「シカハギ」の様でした。  で、熊スプレーは効くとか利かないとか、昨今評価が分かれて常に意見が交錯していますが、この著者が言うには、効くそうです。この人は何回も熊に接近して熊スプレーを噴射して危うく助かっているのが、読んで判ります。それで自分も一本買っておこうかなと思いました。(ですが、普通の登山で他人に見られると、物珍しくジロジロ見られるそうです。それは少し恥ずかしいですね。)  今は冬場で熊の存在を気にせず登山出来るメリットがありますが、これからは次第に熊の存在を喜いしながら山歩きをしなければならなくなるのでしょうか。せいぜい熊鈴くらいは付けて歩きたいものです。    
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