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投稿者:grove
5月8日は結婚記念日とのこと、おめでとうございます。 ご夫婦そろって旅行に行く元気も、いっしょにつきあえる気持ちもあっていいことですね。 私は、月10日位で介護職で勤務してみたいという思いはあるものの、なかなか実行できずにいます。 海外旅行については、9月のマチュピチュ、11月のネパールの申し込みを早々としてしまいました。 スリランカのアップは、ありがとうございました。 メキシコ旅行記もありますのでよろしくお願いします。 **************************************************** 【悠なるメキシコ世界遺産紀行9日間】 3月12日から「悠かなるメキシコ世界遺産紀行9日間」のツァーに参加してきました。今回は北欧に一緒に行った友人の丹代さんとの二人参加です。26名の集団でしたが、その中にはロシア旅行で一緒だった私の娘と同じ年頃の吹田さんの参加もあって、成田で再会した時から話が弾んで、一人参加の時とは大違いの気楽さでした。 アエロメヒコ航空利用でメキシコシティまでは13時間弱かかり、日本との時差は15時間。13時過ぎに到着してすぐに国立人類学博物館の見学となりました。ガイドは日本人の田中さんで、日本語が聞き取りにくいということもなく、とても詳しく説明していただきました。まずは前の広場でメキシコの伝統芸能ボラドーレスの鑑賞。トトナカ族の儀式で、高い柱から4名の男性がロープでぶらさがって回りながらさかさまに降りてきます。太陽神の象徴の鷲を表しているとのことでした。 館内は広々とした中庭があり、両サイドに時代別に区分けされた12部屋があって、ガイドの説明つきで、ティオティワカンとアステカ、マヤの3室の見学。自由時間の30分も含めて2時間でしたが、2倍以上の時間を使って見学したかった場所でした。メキシコ古代文明の集大成とのことで、石像など大きな展示も多い。その中で一番有名なものは、直径3.6mの円盤の太陽の石で、アステカカレンダーといわれているものです。20日を1か月とする1年18か月プラス5日間で365日の1年で、260日を1サイクルとする占星術の暦を合わせて図形化してあり、それに沿って農耕や宗教儀式を行っていたそうです。優れた天文学は驚きで、生贄がポピュラーだったという不気味な宗教観とともに、その後の遺跡見学で常に驚きのポイントとなりました。 マヤの部屋ではパカル王の翡翠の仮面と再現された墳墓、マヤ数字の読解表などが印象的。髑髏のモチーフを使った彫り物も多く、ミステリアスな雰囲気がいっぱいで興味深い。日本の埴輪のような出土品もあり、変なものや面白い表情のものも多く、「なにこれ面白い、みてみて!」というものがたくさんありました。ホテルは独立記念塔の近くで、街路樹にジャカランタの花が満開できれいでした。 2日目、バスで国立自治大学の観光へ。1910年から1940年頃の革命時代に連動した壁画運動で、メキシコには壁画がたくさん残されているとのこと。メキシコオリンピックで使用された競技場でディエゴ・リベラの壁画、アルファロ・シケイロスの立体壁画、中央図書館は全面ファン・オゴルマンのモザイク状になった壁画で覆われていました。広い敷地で、入り口はブーゲンビリヤとジャカランタが咲き乱れていました。 その後、クエルナバカのフランシスコ修道院へ行き、カテドラルの見学をしましたが、内部に豊臣秀吉によって処刑された外国人宣教師と日本人カトリック教徒(日本26聖人)が1597年に長崎の西坂で処刑された殉教壁画があり、日本とのつながりにびっくりしました。また、生贄をやめさせたかった宣教師が、それを連想させるイエスキリストのはりつけの像をあえてつくらなかったそうです。  昼食は、白い大粒とうもろこしを煮込んだスープ「ポソーレ」でアボカドのスライス入りでした。主食はトウモロコシの生地を焼いたトルティーヤで、これはその後の食事で毎回でてきます。色々な味があって、温めたものがナフキンで包んでありました。 昼食後、バスで丘の上のあるソチカルコの遺跡へ。この遺跡はテオティワカン文明が終焉を迎えたあとに栄えたトルテカ文明の政治、宗教、商業の中心地として栄えた場所で、西暦650年〜900年ごろに繁栄したと言われています。敷地内の大ピラミッドから上り、貯水池、サウナ跡、頂上のケッツァコアトルの神殿へ。石の彫り物がはっきりと残っていて見事。博物館にもあった丸い石の環がある球戯場があり、その説明がビックリ。なんと、生贄を決めるための儀式としての球技で、ボールはゴムの木からとった樹液でゴムボールを使い、石の環にいれるらしい。生贄は神様にささげるものだから勝者の首が切られたとのことでした。観光客もいなくて静かで、山の上で見晴らしが良いところでした。 夕食はメキシコ料理の代表的なもので、鶏肉にモレソース(カカオと香辛料がはいった甘くないチョコだれ)がかかったもので、美味しいとは思いませんでしたが、カカオはマヤの時代から長寿の素として重宝されていたそうです。 メキシコシティにもどって、ガイドさんに日本人の山口さんがオーナーをしているメキシコオパールのお店につれていってもらいました。赤いオパールが主流で、オパールがはいった白っぽい石ごと加工したペンダントもあり、初めて見るものだったので、私は見学だけでしたが興味深かったです。
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