投稿画像
投稿者:ニコライ・アーセル
[YouTube:ufTi2uBkd04:R] ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(原題: EN KONGELIG AFFAERE 丁・典・捷国合作) 2012年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外 18世紀後半のデンマーク。ドイツ人医師のストルーエンセは、精神的な病を患っている国王クリスチャン7世の侍医となる。国王の信頼を得たストルーエンセは、一方で王妃カロリーネと惹かれ合うように。しかし事実上の摂政として手腕を振るうようになったストルーエンセを、保守派貴族たちは快く思わなかった…… 監督 ニコライ・アーセル 代表作 『ダークタワー』 *『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の脚本 脚本 ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング 音楽 ガブリエル・ヤレド、シリル・オフォール 主演 マッツ・ミケルセン(ストルーエンセ) 代表作 『007/カジノ・ロワイヤル(2006)』『偽りなき者』『ドクター・ストレンジ』 上映時間 137分 登場人物 ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ: デンマーク王の侍医。ドイツ出身。 カロリーネ・マティルデ: デンマーク王妃。英国王室出身。(アリシア・ヴィキャンデル) 代表作 『エクス・マキナ』『コードネーム U.N.C.L.E.』『光をくれた人』 クリスチャン7世: デンマーク国王。(ミケル・ボー・フォルスゴー) 代表作 『ヒトラーの忘れもの』 ユリアーネ・マリーエ: デンマーク先王の二番目の妃。(トリーヌ・ディルホム) 代表作 『未来を生きる君たちへ』『ピエロがお前を嘲笑う』『リンドグレーン』 オーベ・ヘー=グルベア: デンマークの政治家。(デヴィッド・デンシック) 代表作 『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『裏切りのサーカス』 【起】 1775年、若くしてその生涯を終えようとしていた元デンマーク王妃カロリーネは、幽閉されているドイツにて息子フレデリックと娘ルイーゼに宛てて遺書を書いていました。その内容は、デンマーク国王クリスチャン7世と結婚した1766年から1772年までの回想でした。 1766年、当時まだ15歳だったカロリーネは、胸に期待を膨らませて英国王室からクリスチャン7世のもとに嫁ぎました。クリスチャン7世は頭脳明晰で文学や芸術をこよなく愛する人物でしたが、その一方で精神を病んでおり、感情の起伏も激しく、王宮に娼婦を招き入れるなどの奇行を繰り返していました。1768年、長男フレデリクを出産したカロリーネは次第にクリスチャン7世とは距離を置くようになっていきました。 【承】 ドイツへ外遊に赴いたクリスチャン7世は現地の医師ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセと出会い、共通の趣味であるシェイクスピア作品がきっかけとなって急接近します。クリスチャン7世はストルーエンセを大層気に入り、デンマークに招いて自身の侍医に迎え入れます。 ルソーの啓蒙思想に影響を受けているストルーエンセは、ルソーの本を通じてカロリーネとも打ち解けていきます。やがてクリスチャン7世に重用されるようになったストルーエンセは次第に政治にも深く関わるようになり、事実上の摂政として次々と改革を断行していきます。国民の自由を尊重し、猛威を振るう天然痘対策として予防接種を取り入れるなど、ストルーエンセは巧みにクリスチャン7世を操り、その権力を増していきます。 【転】 仮面舞踏会の夜、カロリーネはストルーエンセとダンスを踊り、感情の高鳴るままに一線を超えて愛し合ってしまいます。クリスチャン7世は黙認するなか、カロリーネとストルーエンセは不倫関係となり、二人の関係は公然の秘密となっていました。 やがてカロリーネはストルーエンセの子を身籠り、クリスチャン7世の子として出産します。しかし、ストルーエンセの台頭を快く思わない反対派の代表である皇太后ユリアーネは神学者グルベアと共謀し、二人の関係をスキャンダルとして国民に暴露してしまいます。新聞にバッシング記事を書かれたストルーエンセは、それまで認めていた個人の自由を否定、検問を再開すると国民に宣言します。 【結】 かねてからストルーエンセによって冷遇されてきた保守派の貴族や教会は遂に結託してクーデターを起こし、ストルーエンセによって予算を削減された軍隊もクーデター派に加わります。クーデター派はクリスチャン7世に対し、ストルーエンセの逮捕状に署名させます。 1772年、ストルーエンセは逮捕され、不敬罪として死刑を宣告されます。クリスチャン7世はストルーエンセを恩赦しようとしましたが貴族らにより却下され、ストルーエンセは憎悪に燃える民衆の前で処刑されました。 カロリーネは子供たちを取り上げられ、離婚させられて幽閉されます。祖国の英国からも見放されたカロリーネはドイツの田舎に幽閉され、1775年に23歳の若さでこの世を去りました。カロリーネの死後、遺書を呼んだ長男フレデリクは政治から遠ざけられ疎外された父クリスチャン7世の元を訪ねます。その後、摂政となったフレデリクはストルーエンセの政策を受け継ぎ、皇太后とグルベアを追放して国王フレデリク6世として即位、デンマークの改革に乗り出しました。 The End_映画ウォッチ みんなの評価 3.8/5.0 最高 (^0^) 脚本、演出、役者陣、映像…etc全てに欠点が無い素晴らしく完成度の高い作品だと思います。 歴史の勉強になりつつも劇中で描かれる物語、恋愛、パワーゲーム、人間への尊厳等全て現代にも通じる普遍性を持っており とにかくスクリーンから目が離せません。 最低 ( ` 3´) 時代と世界情勢と…凄まじい歴史&恋愛ストーリー…つらすぎてもう見たくないです
投稿記事
画像を拡大