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投稿者:バラン・ボー・オダー
[YouTube:soiZvq6HihA:R] ピエロがお前を嘲笑う(原題: Who Am I - Kein System ist sicher 独国) 2014年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外 世間を震え上がらせたハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑で追われる天才ハッカーのベンヤミンが警察に出頭してくる。ハッカー集団「CLAY」に加担して盗んだ情報によって殺人事件を引き起こしてしまい、今度は自分が狙われていると告白。その自白を基にベンヤミンの身辺調査に着手した捜査員は、不可解な事実を次々に見つけだす…… 監督 バラン・ボー・オダー 代表作 『23年の沈黙』 脚本 バラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーセ 音楽 ミヒャエル・カム 代表作 『スリープレス・ナイト』 主演 トム・シリング(ベンヤミン) 代表作 『黄金のアデーレ 名画の帰還』『バーダー・マインホフ 理想の果てに』 上映時間 106分 登場人物 ベンヤミン: 天才ハッカー。 マックス: 野心家のハッカー。ベンヤミンと「クレイ」を結成。(エリヤス・エンバレク) 代表作 『くたばれゲーテ』 シュテファン: 弱点探索の得意なハッカー。(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング) 代表作 『ANTIBODIES -アンチボディ- 死への駆け引き』 パウル: ハードウェア寄りのハッカー。(アントワーヌ・モノー・Jr) 代表作 『es』 マリ: ベンヤミンの中学時代の同級生。(ハンナー・ヘルツシュプルング) 代表作 『愛を読むひと』 マルティン・ボーマー: 捜査官。(シュテファン・カンプヴィルト) 代表作 『官能小説の女』 ハンネ・リンドベルク: ユーロポールの捜査官。(トリーヌ・ディルホム) 代表作 『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』『未来を生きる君たちへ』 【起】 ある事件で最重要指名手配犯となったハッカーのベンヤミンは、自ら警察に出頭し、欧州サイバー犯罪センター捜査責任者のハンナを指名して、自供を始める。 父親の顔を知らず、母親も8歳の時に自殺したベンヤミンは、祖母に育てられた。学校では変人扱いされ、友達もいなかった。孤独な日々を送るベンヤミンは、14歳の時にコンピューターと出会い、自分にハッカーの才能があることに気づく。 ベンヤミンは、ダークネットと呼ばれるハッカーたちの交流サイトに出入りするようになり、ハッカー界のスターMRXに憧れるようになる。MRXは、“安全なシステムはない”“不可能に挑め”“サイバー世界と現実世界を楽しめ”という持論を展開していた。 ベンヤミンは、中学時代から片思いしてきたマリが、学士課程の試験問題を欲しがっていることを知り、深夜の大学へ潜り込む。しかし警備員に捕まってしまい、50時間の奉仕活動という罰を受ける。 奉仕活動でマックスという男に声をかけられ、ベンヤミンはパーティーへ誘われる。会場には、マリの姿もあった。マックスはそこでシュテファンとパウルにベンヤミンを引きあわせ、彼のハッカーとしての腕を試す。ベンヤミンは3人の前でパソコンを操作し、近隣の家を停電させてしまう。マックスたちは、ベンヤミンの凄腕に感心する。 警察に踏み込まれ、なんとか逃げ切ったベンヤミンは、朝方自宅へ帰る。しかし祖母の姿が見えず、またすぐ外へ出る。祖母はアルツハイマーが進行し、目が離せなくなっていた。精神科医に専門的な介護が必要だと言われ、ベンヤミンは祖母を施設に預ける。 【承】 電車でマックスと再会したベンヤミンは、シュテファンとパウルと合流し、ドイツ国民同盟の集会会場に忍び込む。4人はそれぞれ役割分担して、新しい選挙運動のビデオを、ふざけたアニメに入れ替え、それが放映される様子をネットで中継する。この映像は百万クリックを獲得し、4人は大興奮する。 4人はベンヤミンの祖母の家を活動拠点とし、ピエロの仮面がトレードマークのハッカー集団を結成する。チーム名は、「Clowns Laughing At You(ピエロがお前を嘲笑っている)」を略して「CLAY(クレイ)」に決める。 クレイは次のターゲットを金融会社にして、ハッキングで株式市場の情報にいたずらをする。他にも大手製薬会社や大手通販サイト、さらにポルノサイトなどを攻撃し、クレイは話題のハッカー集団となる。しかし憧れのMRXには完全に無視され、マックスは怒りを募らせる。 実際にクレイはまだまだ小物で、ハンネが捜査責任者を務めるサイバー犯罪センターの捜査対象にもなっていなかった。ハンネが追っているのは、欧州中央銀行やドイツ連邦軍のサーバーを攻撃した「フレンズ」と呼ばれるロシアのサイバーマフィアたちだ。ハンネはフレンズを3年間も追い続けているが、まだ目立った収穫はなかった。 マックスたちは、ポルシェを盗み、酒やコカインをやって憂さ晴らしをする。ベンヤミンは、思い切ってマリにキスするが、マリの恋人に殴られてしまう。 【転】 そんなある日、ついにMRXがクレイに接触してくる。MRXは、ハンネがユーロポートに送った特捜班の極秘捜査資料をメールに添付してきた。そこには、“クレイは無害なグループで大物ハッカー集団ではない”という記述があった。 MRXも警察も、自分たちなど眼中にないのだと知ったマックスは、なんとか彼らを思い知らせてやりたいと考える。ベンヤミンの提案で、クレイは連邦情報局という超大物を次のターゲットに決める。 彼らはゴミの山を漁り、ゲルディという女性職員のメールアドレスや個人情報を入手する。ゲルディを通して入館証を手に入れたクレイは、情報局の建物内に侵入し、連携して中枢部への経路を開いていく。コンピューターの操作を担当したベンヤミンは、仲間にも内緒で、局員リストのデータを盗んでいた。 情報局にハッカー集団のクレイが侵入し、プリンターが操作されたというニュースは大きく報道され、マックスたちはクラブで祝杯をあげる。しかしベンヤミンは、マックスとマリがキスしているのを目撃し、家に閉じこもってしまう。 3人と決裂したベンヤミンは、自分を馬鹿にしたマックスを見返してやるため、盗んだデータをMRXに送信する。ところが、このデータとともにフレンズの一員であるクリプトンの遺体が発見され、クレイがロシアのサイバーマフィアや殺人事件に関わっているのではないかと疑われてしまう。 ベンヤミンは、密かにデータを盗んだことと、それをMRXに送ったことを3人に打ち明ける。ベンヤミンは全て自分の責任だと反省し、MRXの正体を突き止めることにする。 【結】 ベンヤミンは、「フー・アム・アイ」という自分のネット名を使ってMRXと接触する。ハンナたちは、ベンヤミンの正体を追っていた。しかしハンナはベンヤミンを取り逃がしてしまい、停職処分となる。 MRXは、ユーロポールのコンピューターに遠隔操作で捜査を監視することのできるアクセスポイントを仕込むようベンヤミンに指令を出す。ベンヤミンは、MRXがユーロポールのシステムに入った瞬間、こちらもMRXの端末に侵入できるというシステムを仕込み、MRXの正体を暴くつもりでいた。 マックスたちもベンヤミンに協力して、計画を進める。彼らは証拠を全て隠滅するため、祖母の家まで燃やしてしまう。しかし、ユーロポールへの侵入は、困難を極める。 それでもなんとかマックスは穴を見つけ、偽のアクセスポイントをユーロポールの食堂に設置する。ところが、MRXはその企みを見抜いており、逆にベンヤミンの正体が暴かれる。ベンヤミンはロシアのサイバーマフィアに追われる身となり、他の3人はホテルで惨殺されてしまう。 ベンヤミンは、MRXとフレンズの情報と引き換えに証人保護を適用して欲しいとハンナに申し出る。ハンナはその取引に応じることにする。ベンヤミンは、ネットを操作してMRXのプライドを傷つける作戦で、奴の正体を暴き出す。逮捕されたのは、ニューヨーク在住の19歳の地味な青年だった。 あと数時間でベンヤミンに証人保護が適用されるという時になって、ハンナは“奴の話には大きな穴がある”という同僚の言葉を思い出す。その言葉通り、ベンヤミンの自供が、全て作り話だったことがわかる。ベンヤミンには、遺伝性の多重人格障害が疑われ、マックスもシュテファンもパウルも、ベンヤミン自身が作り上げた人物だと判断される。精神疾患者の証人保護は認められておらず、ベンヤミンの証人保護も取りやめになってしまう。 ベンヤミンのおかげで手柄を上げ、復職の決まったハンナは、密かにベンヤミンをコンピュタールームに入れ、証人保護のプログラムを自ら操作させてやる。ハンナは、新しい名前を手に入れたベンヤミンを、独断で逃がしてやる。ベンヤミンは彼女にハッカーをやめると約束し、晴れて自由の身となる。 生まれ変わったベンヤミンは、髪を金髪に染め、別人のようになってとある船上にいた。そばにはマリやマックス、そしてシュテファンとパウルもいた。ベンヤミンは最初からこうなるとわかって、全てのトリックを仕込んでいた。ハンナも後になってそのことに気づいたが、時すでに遅しだった。 The End _MIHOシネマ みんなの評価 3.52/5.0 最高 (^0^) これは、久々のヒット!オープニングから引き込まれるし、テンポもよく、騙されたけど爽快!個人的にとても好みの映画です。 最低 ( ` 3´) ハッキングが小学生のいたずらレベル。 面白そうに見えて中身はつまらない映画。
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