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投稿者:キイチロー
6日金曜日から土曜日の未明にかけて春の嵐となり、東葛地域でも強風が吹き荒れました。そんな中、伊豆大島ウルトラマラソン参加を兼ねて、伊豆大島に観光旅行に行ってきました。  ウィングの中では「伊豆大島UM」の話はあまり出てきませんので、大会の魅力などをご紹介したいと思います。長文で失礼します。 旅行の全体スケジュール 大会は、7日土曜日。前日の金曜日の高速ジェット船で島に渉り、その日は観光バスで観光兼コース下見。これで、UMのコースの7~8割をカバー。土曜日はレース。もう一泊して、日曜日に帰宅。 レースは70kmの部と50kmの部。 私は勿論50kmの部。スタートの15分ぐらい前に会場に到着。幸い雨は止んだものの、猛烈な春の風なので、みんな、控室に避難して外に出ない。でも、なんか人数少ないな~。もともと50k、70k各300名の定員のコンパクトな大会だが、この嵐で、棄権者がいっぱい出たのか? 最初から「みんな仲間、一緒に記録会」の雰囲気。 スタート5分前ぐらいに、「記念写真撮ります」。スタートラインに並んで、全員入る。驚き。シャッターとともに、皆で拳を突き上げて、「頑張るぞー!」これで、雰囲気が、『大会』から『仲間内での記録会』の雰囲気になる。 ストレスなく走れる 少人数の大会の最大のメリット。タート直後から、ゴールまで全く変わらず。 コースはジェットコースター   50kmでも最大標高差365m、獲得標高871m(私のGPS時計では900mだった)、【もっとハードなコースが希望な方は、70kmの部が、最大標高差562m、獲得標高1438m】 距離が短い割には標高差が大きなコース。前日のトークショーで聞いた話では、もともと箱根の常連校のいくつかが練習に使っているコースとのこと。登れば下る、下ったと思えばまた登る。これの繰り返し。 観光旅行と距離の短さに目を奪われて、エントリーしてしまったが、獲得標高から言えば、富士五湖71kmよりハードだった。 その上、「強風下の練習のオマケつき」 海に浮かぶ島。風がもろに吹き付ける。風は最初から最後まで10~13m/s。最大瞬間風速は間違いなく15m/sを超えていたと思われる。 ちなみに、キロ8分のペースは、2.1m/s。この走力で、何倍もの強さの向かい風が来たら、前に進むのかと、スタート前は本気に心配したのですが、何とか進むもんですね。スピードで比べるのではなく、押し合う力で決まる。前傾して体重を前にかけて、また、風とまともにぶつからないように、身体を少し捻って、・・・ でも、突風が突然来ると、対応しきれない。下り坂でジャンプした時、正面から突風が来て、風で体が浮いて、後退したのではないかと感じるような経験を何回かしました。 ジェットコースターコースと、春の嵐と、良い経験をしました。 ホスピタリティ溢れる対応。 伊豆大島は火山島の宿命を背負い、噴火や土石流の発生(火山灰の土地は流れやすい)などの自然災害に苦しんできた。そのような中、多くの方が、町の活性化につながる活動を前向きにやっている。この大会の主催者も運営を支えるボランティアの方もそのような人たち。コンパクトな大会だからこそ。このようなことがひしひしと感じられる大会。 あるエイドで、「この草餅は私の手作りよ。食べていって。」 別のエイドで、そろそろ時間内ゴールが心配になってきた私に、「頑張って!」と応援してくれたボランティアのおばさん。何とか時間内にゴールした私のところにそのおばさんが来て、「時間内にゴールできて良かったね。」 覚えてくれていた。 練習会の成果 今回ウルトラを始めた頃に戻って、「ゆっくりスタート、風景を楽しみ、エイドを楽しみ、でも、時間内完走はできるように、ポイントポイントでアドレナリンを出す。」という走りに徹しました。自分の位置取りが決まってからは、数人に抜かれ、数人を抜くことがありましたが、ほとんど単独走。上手くペース管理できて、ゴール関門8時間にたいして、15分前にゴールできました。  最近はウィング練習会では、チャレンジから脱落し、さらにその2軍からも脱落した状態(トホホ・・・・)。そんな私でも、完走できて、「ランナーとして踏みとどまった!」とほっとしました。(でも、チャレンジの人の皆走力アップがすごいな~。思わず感嘆。!) 練習会の成果その2 ほとんど単独走でしたが、35km辺りで1~2kmの間並走した方がいます。上り坂で、もろに向かい風で、お互いに苦しみながらエイドを目指しました。エイドではホカホカのコロッケが振舞われており、あまりの美味しさに、私はお替り。その影響で、走り始めたときは胃が重くて調子が出でず、その方についていけませんでした。  ゴールしたら、その方が私を見つけて、「あの後、調子が出て、ゴールできました」と。 このような経験は初めてでした。のコンパクトな大会の良いところですね。 ゲストランナーも大会盛り上げに大協力。 西田 隆維(元世界陸上日本代表)、川内の弟さん2人、M高史の4人さん。 スタートの盛り上げ、エイドでサポート、ゴールで待ち受けてランナーを一人ずつ祝福。少人数のアットホーム的な雰囲気な大会だからこそできる(ランナーから見れば、「してもらえる」こと)でした。尚川内鮮輝さんは70kmの部で本気で走って、5時間弱でぶっちぎりの優勝でした。 下記写真は、大会翌日、岡田港で乗船前に。 大満足の大会でした。大会も良かったし、宿の食事はお魚が美味しかったし。 帰宅して体重を量ったら3kgも増えていました。 来年もランナーを続けられていれば(これが私の一番の大問題です。笑い!)、ぜひ参加したいと思います。
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