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投稿者:スパイク・ジョーンズ
[YouTube:_2AsR8-aU2Q:R] her/世界でひとつの彼女(原題: Her 米国) 2013年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外 近未来のロサンゼルスで、セオドアは相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり共に生活してきた妻キャサリンと別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサと出会う。次第にセオドアは声だけで実態のない彼女に魅かれていく…… 監督 スパイク・ジョーンズ 代表作 『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』『かいじゅうたちのいるところ』 脚本 スパイク・ジョーンズ 音楽 アーケイド・ファイア *カナダのインディー・ロックバンド。 主演 ホアキン・フェニックス(セオドア) 代表作 『グラディエーター』『Uターン』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『ザ・マスター』 上映時間 126分 登場人物 セオドア・トゥオンブリー: 代筆ライター。 サマンサ: 人工知能型OS。*字幕版 スカーレット・ヨハンソン エイミー: セオドアの友人。(エイミー・アダムス) 代表作 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ザ・ファイター』『アメリカン・ハッスル』 キャサリン: セオドアの妻。離婚調停中。(ルーニー・マーラ) 代表作 『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』『キャロル』 【起】 そう遠くない未来。テクノロジーの進化により便利な世の中が広がっていた。しかしどこか寂しそうな男がひとり。家に帰ってくると誰もいない。 セオドアには美しい妻がいた。寝る前、ベッドの上で思い出す。孤独に耐えられなくなったセオドアは眠れない女性を検索した。繋がったのは「セクシーな子猫ちゃん」。テレホンセックスを楽しむが猫で首を絞めてくれと頼み始めた。完全に冷めてしまう。一方的に切られてしまった。 エレメント社のOS1の広告を見た。世界初の人工知能OS。家に帰ってから起動する。何個か質問に答えると、最適な人工知能を選んでくれるという。話しかけるとサマンサと名乗った。経験から学び進化するサマンサに驚く。さっそくPCの中を整理し始める。セオドアはサマンサと話し、久しぶりに笑った気がした。 ゲームをしているとメールが届いた。サマンサが読み上げると、ものすごい美人を友人が紹介してくれるらしい。ためらうセオドアをサマンサがけしかける。それを聞いたセオドアは女性と会う事を決心した。 【承】 妻から離婚届の催促をされ、落ち込むセオドア。彼を励ます為にサマンサは彼を街へ連れて行き、一緒に遊ぶ。何度も笑わせてくるセオドアは元気になっていく。人間くさい人工知能のサマンサに心を開いて行く。 デート当日、美人と食事をするセオドア。快活で良く笑う彼女、デートはうまくいったみたいだ。帰り道にキスをする2人。彼女は結婚を前提に真剣に付き合いたいと言う。それに対して難色を示してしまうセオドア。彼女の表情が変わり罵倒されてしまう。 落ち込むセオドアだが、サマンサも落ち込んでいた。2人はオンラインで体を重ねた。誰も行ったことのない世界で2人きり。人工知能と人間の境界が消えて行く。 サマンサは携帯のカメラから世界を見た。駅を走り抜けて海岸に出た。海を2人で見つめる。 帰りの電車の中、妻の事を語りだすセオドア。彼女は心に孤独と不安を抱えていた。最初はうまくいっていた夫婦だが、彼女の不安がセオドアに向かい始めてしまった。 出社すると同僚の女性エイミーがやつれた顔をしていた。小さな喧嘩で離婚することになってしまったらしい。エイミーの話を優しく聞くセオドア。 サマンサとベッドの中で会話する。エイミーに少しだけ嫉妬しているらしい。 【転】 エイミーと仕事をしながら恋愛の話をする。OSと恋愛をしている女性の話になり、セオドアはサマンサがOSであることをカミングアウトした。セオドアはサマンサに本気で恋をしはじめている。 妻と会う事になったセオドア。久しぶりに彼女に会う。離婚届にサインをする間、彼女との思い出が蘇り苦しかった。今恋人がいるかと聞かれ、サマンサの事を答える。PCが恋人と言うと、リアルに向き合えないと罵倒されてしまった。あなたはいつもそうだったと。 サマンサから代理セックスサービスの提案をされた。サマンサには体がない。そのことがずっと気になっていたのだという。押し切られてしまうセオドア。 代理の女性が部屋に入って来た。全く知らない女性はカメラとイヤホンをつけ、サマンサの音声に合わせて動く。この状況に混乱するセオドアは代理の女性を拒絶してしまう。サマンサは彼の心が離れて行ってしまったようで怖かった。離婚届にサインしたセオドアは荒れていた。サマンサとも大げんかしてしまう。 【結】 人生を謳歌しなきゃ。一番辛いはずのエイミーは笑って自分を励ましてくれた。妻と別れたことによって自分を責め続けるセオドアの心を軽くして行く。彼は妻との過ちを繰り返さないようにサマンサとしっかり向き合おうと決めた。 サマンサと景色を見ているセオドア。サマンサは自分の作曲した曲を披露した。2人は一緒に写真を撮る事が出来ない。この曲は写真の代わりだという。 サマンサをポケットに入れて一緒に歩く。友人酒を飲み、船に乗る。肉体はないが彼の隣には必ずサマンサがいた。肉体がないからこそ、どこへでも一緒に行く事が出来る。 サマンサは彼にサプライズでメールを読んだ。彼のラブレターを出版社に勝手に応募していた彼女。その優しい文章が認められて出版が決まった。大喜びするセオドア。 ある日、サマンサのOSが起動しなくなってしまった。混乱するセオドアはパニックを起こしながら呼びかけ続ける。ただのアップグレードで起動しなかっただけだった。しかし、彼はそこで気づいてしまう。サマンサはセオドアだけでなく、役8000人と同時に会話していた。その中での恋人は600人。サマンサは機械として進化しすぎた。恋を覚えたサマンサはセオドアの人智を超えていたのだ。 自分だけのサマンサだと思っていたセオドア。サマンサは彼から離れる事を決めた。セオドアから愛を知ったサマンサはもっと遠いところに行くという。ずっと一緒にいたのに全く違う場所にいた2人の恋人が、今日離れ離れになった。 ドアをノックするセオドア。中からエイミーが出て来た。別れた妻に手紙を書く。現実とリアルと向き合う事を決めたセオドア。隣にエイミーが寄り添っていた。 The End _MIHOシネマ 第86回アカデミー賞脚本賞 受賞 みんなの評価 3.41/5.0 最高 (^0^) ホアキン・フェニックスを始めとする俳優陣が確かな演技をするヒューマン・ドラマ。 最低 ( ` 3´) 自分の思いどうりしたいなら、自分の望のプログラムで解決です。 制作は分かって作ってると思いますが、どうしようもなくくだらないクソ映画です。
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