投稿画像
投稿者:はっちん
◇上げ止め式・下げ止め式が混在するシングルレバー水栓 水道蛇口のシングルレバー水栓ですが、 a)キッチン流し台の水栓・・・レバーを下げると水が止まる。 b)洗面化粧台の水栓・・・・・レバーを上げると水が止まる。 メーカーはa)がタブチ、b)はKVKです。 日本バルブ工業会によると、この水栓は欧米生まれで正式名称は「 シングル湯水混合水栓 」というそうです。 【方式の変遷】 ・1970年半ば・・・国内でも普及し、当初は 「 上げ止め 」 が製造された。(構造が簡単) ・1980年半ば・・・米国の大手水栓メーカーが 「 下げ止め 」 に変更。国内でも「 下げ止め 」のメーカーが現れ、混在するようになった。 ・1990年初め・・・規格統一に向けた議論が業界内で始まったが、結論は出なかった。 ・1995年1月・・・阪神大震災で、物が落ちてレバーを押し下げ、水が出たままになった例が報告された。 ・1996年・・・JIS規格の対象になる。 ・1997年・・・経産省の日本工業標準調査会が、2000年3月末での「 上げ止め式 」の廃止を決めた。 日本バルブ工業会によると、その理由は欧米で「 下げ止め式 」が圧倒的に普及していることに合わせたためだそうだ。 従って、 現在では全て 「 下げ止め式 」 に統一されているということになります。 ◆しかし、いくら統一前の建物とはいえ、一つ家の中で使い勝手が “真逆” というのは、釈然としませんね・・・。造り手の“感性”を疑います。
投稿記事
画像を拡大