投稿画像
投稿者:鋭利庵
LAOWAは濃くてシャープですね。私のLAOWA10-18mmもそうですが、超広角は 特に画面内の明暗差が目立ってしまいがちなのが難しいところです。 プリント時に調子を整えるというのは自前でないと難しくないでしょうか。 ほとんど動かせないダイレクトプリントはもちろんネガからのプリントでも 色の加減と濃度で見た目の印象に近づけるのがやっとで、デジタルになって フィルムを選ぶように調子にも手を加えられるようにはなりましたが感覚を 作業者に伝えるのはどうしても齟齬が発生すると思います。 失礼ながら3/16に貼っていただいたぶんをちょっと弄ってみました。 gimpでトーンカーブのハイライト寄りのあたりを少し下げてあります。 街頭スナップショットなどではあえてシルエットにしたい場合もありますが 「潰れ気味でも飛ばさないけどぶっ潰れるのは避けたい」のでこのくらい。 デジタルも懐の深い上級機、特にsdQuattoroあたりは潰れてみえる暗部さえ かなり持ち上げられたりしますが。 私の写真でいうと、適当なサンプルがなかったのでGR21mmF3.5ですが周辺が 落ちるのはそのままにして、やや飛び気味の花を抑え色が出る程度で。 全体の濃度や明るさを動かすと全てがシフトしてしまうのでトーンカーブの 端っこではない気になる部分を僅かに上下させる程度を定石にしています。 MATRIXの映像は新しかったですね。 身体を反らせ弾丸を躱したりジャンプして空中に静止した姿をぐるりと移動 する視点移動は俳優を囲んだ数十台のEOS-1で同時に撮影した画像を編集し 作られた映像で、至ってアナログ的な手法というのが見事です。 私の同時レリーズも台数をどんどん増やしていけば同じことになるはず。 さすがにそこまではやりませんが、作ってから気付いたことがあります。 Ⅱ型以降なら台数を増やせるとはいえ、純正のアクセサリなどではあくまで 同じ仕様の連動機構を持った同一メーカーのカメラであることが必須です。 しかし、私の工作は単純な並列二段階スイッチなのでメーカーや連動機構の 仕様が違っても、二段階スイッチで動作できる有線リモート端子さえあれば どこのどのカメラでも簡単に混在させることができます。 有線の縛りはありますし特に意味はなさそうですが私には面白い発見です。             ないものは作ってしまえばいい  鋭利庵でした
投稿記事
画像を拡大