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投稿者:grove
 3日目、メキシコシティ中心のソカロへ。世界№3の広さの広場内では、軍隊による国旗掲揚のセレモニーが行われていました。周辺には高さ64mの立派なバロック様式のメトロポリタン大聖堂、国立宮殿などがあり、車窓からは国立芸術院(劇場)やメキシコ銀行、三文化広場などを見ました。メキシコシティはスペインの征服によって16世紀以後、アステカ帝国の神殿や宮殿を壊してその石材でスペイン風の市街地を築き、湖を埋め立てて完成した所です。標高2240mのところにあるため涼しく、コンビニも多くあり、大都会でした。コロンブスの大きなブロンズ像に赤いペンキが投げつけられて、それがそのままになっており、征服された歴史を感じました。 バスで90分かけて、2015年に世界遺産になったチンブレケ水道橋へ。宣教師が先住民の力を借りて17年かけてつくった水道橋は40kmにもなるそうです。見学した地表に出ている部分は高さ38mにもなり、広々とした田舎の風景の中で素敵な写真が撮れました。ウチワサボテンやリュウゼツランの畑に19世紀に造られた線路、遠くに火山もあってメキシコらしい風景でした。ウチワサボテンは食べることができて、リュウゼツランはテキーラの原料となるそうです。その後、いよいよ、ティオティワカンの遺跡見学へ。 ティオティワカンは紀元前から繫栄して紀元後350年から650年頃に最も栄え、8世紀には謎の滅亡をしています。20万人以上の人が暮らしていたともいわれる都市がなぜ忽然と姿を消してしまったのかミステリーとなっている遺跡です。広大な敷地に月のピラミッドがあり、まっすぐと死者の道がのびて、600m先の道の左側に世界3大ピラミッドの一つでもある太陽のピラミッドがど~んと位置しています。45mの高さで底辺が180m×130mの月のピラミッドは、登ることが許可されている中腹まで48段の急な階段を登りました。 68mの高さで底辺が225mの太陽のピラミッドは248段の階段を登って頂上まで登りました。頂上まで登れることもうれしいし、見晴らしが良いのでお天気が良い日に登れたことに感激しました。このピラミッドの石垣には30㎝は飛び出している石がたくさんあり、階段があるのに足がかりもあるのは変だと思ったら、なんと漆喰を塗ってそれが剥がれ落ちないようにするためとのこと。この厚さの漆喰で覆われて壁面は赤?で彩色されていたそうです。死者の道の途中に彩色が残っているジャガーの絵がありました。 駐車場までの道にメキシコの民芸品を売っている屋台が並んでいて、私は孫用に刺繍の白のワンピースと鷹の笛を買いました。昼食はマリアッチの演奏やインディオの踊りを見せてくれるレストランでのビュッフェ料理で、ぬるぬるしたサボテンのサラダなどがあり、テキーラの試飲もしました。 メキシコシティ空港から空路でメリダまで2時間弱の移動ですが、夕食は和食の幕の内弁当が配られました。これがけっこうおいしくて皆で喜びました。
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