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投稿者:藤吉功
春を待つ樹木たち。マメ科イヌエンジュは、鱗芽で互生。冬芽は、数枚の芽鱗に包まれ、軟毛が密生。葉痕は、維管束痕が上に並び、冬芽という帽子を目深に被ったよう(写真1枚目)。芽吹きは、5月上旬(写真2枚目)。葉は、羽状複葉で若葉は細い毛が密生して銀白色(写真2枚目)。周りの新緑とは趣が違い、際立ちます。花期は、7-8月と意外にゆっくり。ちなみに、和名は「犬槐」。材質は硬く、床柱や家具などに有用で、樹皮も染料や医薬などに重宝されたそうですが、中国原産の別属、「槐」と区別するための何とも残念なネーミングか。
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