投稿者:ジョエル・シュマッカー
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8mm(原題: 8mm 米国) 1999年 全世界年間興行収入ランキング42位
うらぶれた私立探偵のトムは、大富豪の未亡人から奇妙な依頼を受ける。亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいということだ。だが、その8mmフィルムに映っていたものは、少女の殺害シーンだった。これは本物のスナッフ(殺人)・フィルムなのか? 調査を進めるトムはやがてハリウッドの裏側に潜むアンダーグラウンドの世界へとたどり着く……
監督 ジョエル・シュマッカー 代表作 『セント・エルモス・ファイアー』『フォーリング・ダウン』『フォーン・ブース』
脚本 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー 代表作 『セブン』『スリーピー・ホロウ』『ウルフマン』
音楽 マイケル・ダナ 代表作 『17歳のカルテ』『ニュースの天才』『ビリー・リンの永遠の一日』
主演 ニコラス・ケイジ(トム) 代表作 『リービング・ラスベガス』『フェイス/オフ』『マッチスティック・メン』
上映時間 123分
登場人物
トム・ウェルズ: 私立探偵。
ジャネット・マシューズ: 失踪者メアリーの母親。(エイミー・モートン) 代表作 『がんばれ!ルーキー』『マイレージ、マイライフ』
マックス・カリフォルニア: アダルトショップ勤務。(ホアキン・フェニックス) 代表作 『グラディエーター』『her/世界でひとつの彼女』『ジョーカー』
エディ・プール: ポルノ製作者。(ジェームズ・ガンドルフィーニ) 代表作 『トゥルー・ロマンス』『悪魔を憐れむ歌』『ザ・メキシカン』
ディーノ・ベルベット: ポルノビデオ監督。(ピーター・ストーメア) 代表作 『ファーゴ』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『マイノリティ・リポート』
ジョージ・ヒギンズ: 黒マスクの男優 通称 "マシーン"。(クリス・バウアー) 代表作 『スノーホワイト』『父親たちの星条旗』『ハドソン川の奇跡』
ダニエル・ロングデール: 大富豪の弁護士。(アンソニー・ヒールド) 代表作 『羊たちの沈黙』『依頼人』『レッド・ドラゴン』
【起】
私立探偵のトム・ウェルズは、仕事を終えて久しぶりに家族の待つ家に帰ります。家で過ごしていると仕事の依頼の電話が入ってきます。
向かった先は先日亡くなった大富豪の屋敷で、依頼者はその妻のクリスチャン夫人でした。弁護士のロングデールからも話しを聞きます。
クリスチャン夫人は夫の金庫から8mmフィルムを見つけたのです。それは若い娘が殺される映像が収められているスナッフフィルムでした。
その娘が無事に生きているかどうかの確認がトムに依頼された仕事です。警察に言うと故人の名誉を棄損してしまうため、私立探偵のトムに話しが舞い込んできたのです。
【承】
トムは行方不明者のデータを管理している場所へ向かいます。調べる許可をもらって、パソコンとにらめっこの日々が続きます。
そっくりな人物を見つけて家へと向かいます。名前はメリー・アン・マシューズという女性で、母親のジャネットに話しを伺います。
ジャネットに部屋を捜索する許可をもらいます。トイレから隠された日記を見つけます。
日記にはウォーレンと一緒にハリウッドに行ってスターになると置手紙が挟まっていました。
ウォーレンの家を訪ねると、彼は刑務所の中でした。トムが話しを聞くと、途中で別れてその後は分からないと言ってきます。
妻に電話するトムは、八方塞がりの状態で泣き言を言います。翌朝からハリウッドの至る場所に聞き込みを開始します。
アダルトグッズを売っている店に入って店員のマックスと知り合います。彼にポルノビデオを売っている場所を紹介してもらいます。
スナッフフィルムをよく見ると、影に映っていた男性がいました。詳細な映像を業者に頼みますが、後ろ姿しか映っていませんでした。
修道院を訪れたトムはシスターからメリーの荷物を受け取ります。ここに1カ月ほど住んでいたのです。
スーツケースの中にあったメモから、いくつかの電話番号を手に入れます。そして、SMのポルノビデオを制作している会社を見つけます。
【転】
ビデオ会社のエディからメリーの事を聞こうとしますが、知らないフリをされてしまいます。怪しんだトムは近くに部屋を借りて、盗聴しながら様子を見ます。
そして電話をかけて、殺人のことを知っているぞと脅します。うろたえたエディはディーノというポルノ映画の監督に電話をかけます。
トムはマックスにディーノの作品を見せてもらいます。その作品にでている男性と、スナッフに映っている男性が一致します。彼はディーノのお気に入りでマシーンと呼ばれている男性でした。
マックスの知り合いを通じて、ディーノに近づきます。そして高額な報酬を餌に、映画の制作を頼みます。
ここからは危険になるため、マックスに報酬を渡して帰らせます。そしてトムは、制作の条件である映画製作の現場を見に行きます。
エディの告げ口でディーノにバレていて、マックスを人質に取られます。そして黒幕はロングデールであり、作らせたのは大富豪だったことが分かります。
トムはスナッフフィルムを取りに行くように言われて持ってきますが、マックスは殺されてしまいます。
ロングデールは報酬の100万ドルをディーノ達に分けていませんでした。そのことをトムが言って、同士討ちが始まります。
【結】
ロングデールとディーノが相打ちになり、トムがマシーンの腹をナイフで刺します。隙をついて逃げ出したトムは、家族についても知られていたため、妻と娘を避難させます。
トムはクリスチャン夫人に真実を話して、夜に会う事を約束します。そして妻と娘の待つ場所に行きます。
出かけようとすると妻に止められます。真実を明らかにするためにトムは向かいます。暮らしているだけの金を妻に渡します。
クリスチャン夫人は自殺をしていて、使用人から手紙を渡されます。それは自分達の家族の事は忘れてほしいといった内容でした。
トムはエディを襲ってマシーンの居場所を吐かせます。何も知らないというエディを、ジャネットに電話して殺す許可をもらいます。エディにガソリンをまいて焼き殺します。
トムは刑事のフリをして病院に電話をかけます。腹部の怪我で診察した人物を探して住所を聞きます。
マシーンの家に忍び込んで格闘戦になります。ナイフでの刺しあいになってトムが勝利しますが、腹を刺されて病院へ駆け込みます。
自宅に戻ったトムは妻に救ってほしいと泣きつきます。しばらくしてトムにジャネットから、犯人が死んだことで安心したこと、メリーのことを思ってくれたことの感謝が書かれた手紙が送られ来る。
The End _hmhm
みんなの評価 3.07/5.0
最高 (^0^)
お金さえあれば人間は何でもするという恐ろしさを改めて見せつけられた。
そして、歪んだ欲情(性欲)を抑えられない愚かな人間がいる以上、こういう事は実際に起こるし、事実、行方不明者の多くはこの犠牲になっているのだろうと思う。
最低 ( ` 3´)
映画としてテンポも悪いし、なにより趣味が悪すぎる。
くだらない、時間の無駄だった。