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投稿者:ジョゼ・パジーリャ
[YouTube:4l8OLE0i798:R] エリート・スクワッド(原題: Tropa de Elite 伯・爾・米合作) 2007年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外 ブラジルのリオにローマ法王がやってくることになり、軍警察の特殊部隊“BOPE”の隊長ナシメントは、法王訪問予定地トゥラーノの麻薬組織を一掃するよう命令を受ける。妻の妊娠を機に苛酷な部隊を退こうと考えていたナシメントだったが、隠密に行動するよう指示され、そのプレッシャーから次第に精神を病んでいく。一方、新人警官のネトとマチアスは汚職にまみれた警察の姿にショックを受ける。また、ナシメントは後継者を育成していくことの意義を考え始めていた…… 監督 ジョゼ・パジーリャ 代表作 『ロボコップ(2014)』『エンテベ空港の7日間』 脚本 ジョゼ・パジーリャ、ホドリゴ・ピメンテル、ブラウリオ・マントヴァーニ 音楽 ペドロ・ブロンフマン 代表作 『ロボコップ(2014)』 主演 ヴァグネル・モウラ(ナシメント) 代表作 『カランジル』『エリジウム』『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』 上映時間 120分 登場人物 ナシメント: ブラジルの軍警察 "BOPE (ボッピ)"の大尉。 マチアス: 新米警官。(アンドレ・ハミロ) 代表作 『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』 ネト: 新米警官。(カイオ・ジュンケラ) 代表作 『セントラル・ステーション』 マリア: マチアスの恋人でNGOに所属。(フェルナンダ・マシャード) バイアノ: 麻薬密売組織のボス。(ファビオ・ラーゴ) 【起】 1997年のリオデジャネイロで、特殊部隊ボッピのナシメント大尉は、スラム街に巣食う麻薬組織と汚職警官に嫌気が刺していた。妊娠している妻とも満足に一緒の時間を過ごせず、文句を言われていた。そうした中、リオを訪れるローマ法王がスラム街の近くに泊まることになり、特殊部隊は街の浄化作戦を開始しなければならなくなる。 新米のマチアスとネトが警察に入ってくる。正義感に燃える2人だったが、ネトは車両の整備工場に配属となり、マチアスは報告書をまとめる仕事を任されてしまう。マチアスは警察で働く傍ら、大学で法律を学んでもいた。学友のマリアがスラム街でNGO活動をしていたため、マチアスはスラムにあるNGO事務所を訪ねて皆と勉強する。 ナシメントは部隊を率いてスラムに侵入して麻薬組織を摘発していく。しかし、ナシメントが組織の見張り役をしていた少年から情報を得たために、少年が行方不明になってしまう。少年の母親に責められたナシメントは母親に同情してしまう。非情であるべきボッピとしてあるまじき感情だ。ナシメントはストレスによるパニック症状を度々起こすようになり、早く自らの後継者を探そうと決意する。 【承】 マチアスの大学にはスラム街から流れてきた麻薬が売買されていた。しかしマチネスは見て見ぬ振りを通す。授業で警察の権力の乱用について議論となり、マチアスは警察を擁護する発言をして学友から非難を浴びてしまう。皆から嫌われるが、マリアとは親密な関係になっていく。ネトは車の部品を警官が盗んでいる実態を知り、怒りを募らす。さらに賄賂を要求する警官を見たため内部告発しようとするが、取り合ってもらえず警察組織への反発を強めていく。 仲間の大尉の話で司令官が大量の賄賂を受け取っていることを知ったネトとマチアスは、司令官を出し抜いて賄賂を横取りして車両の整備費用に充てる。しかし大尉に疑いがかかり、大尉はスラム街に連れて行かれて殺されそうになる。ネトとマチアスは大尉を助けようとスラム街に侵入する。スラムではダンスパーティーが行われており、混乱の中でネトがライフルを発砲してしまう。たちまち銃撃戦となり、ボッピに援護要請が下る。 現場に駆けつけたナシメント率いる部隊は瞬く間に事態を鎮圧させ、皆を救出する。ネトとマチアスはボッピに入ることを希望する。ナシメントの元に妻から破水が始まったと連絡があり、病院で赤ちゃんと対面して喜ぶ。父親となったナシメントのために、後継者選びをすることが決まる。 【転】 スラム街での銃撃戦が新聞記事になったことで、マリアが活動するスラム街を牛耳る麻薬ディーラーにマチアスが単なる学生ではなく、警官であることがばれてしまう。そうした事情を知らぬままマチアスとネトはボッピに入るための厳しい訓練を開始する。 ボッピの訓練は100人中5人しか残れないとされる過酷さだ。志願者はタフな精神を徹底的に叩き込まれる。居眠りをしたら手榴弾を握らされ、食事は地面に投げ捨てたものを食べなければならない。次々と脱落者が出てしまう。第1段階の訓練が終わり、残ったのは数人だけだった。 ネトとマチアスも第1段階の訓練を通過する。久しぶりに大学に戻ったマチアスは、マリアから警官の身分を隠していたことを責められる。ナシメントは若い頃の自分を彷彿とさせるネトを後継者候補と見なしていたが、ネトは最後のスラムでの実践訓練でミスをしてしまう。しかし、妻から説得されたナシメントは2のチャンスをネトに与える。訓練を終えたネトとマチアスはボッピとして法王を迎えるための作戦に加わり、ネトが隊を率いることになる。 【結】 マチアスはスラムで知り合った子供に眼鏡をあげようと待ち合わせをするが、弁護士事務所との面接と重なってしまう。ネトが代わりに子供との待ち合わせ場所に向かう。しかし、その情報が麻薬ディーラーに筒抜けになっていた。待ち伏せに遭ったネトは銃撃されてしまう。ネトがボッピの隊員と気付いた麻薬ディーラーは恐れおののき、直ぐにその場を逃げる。 ネトは結局助からず、葬儀が行われる。ボッピは報復を開始し、スラム街で関係者を徹底的に締め上げていく。自分の甘さを捨てたマチアスも自ら拷問に加わり、麻薬ディーラーの居場所を懸命に突き止めようとする。同時に大学内にはびこっていた麻薬の密売を黙って見ていることも堪えられなくなり、取り締まる。 遂に麻薬ディーラーを見つけ出し、ボッピが隠れ家に突撃する。逃げようとしたディーラーを身動きできない状態に仕留めると、ナシメントはマチアスに銃を渡してその場を去る。マチアスが任務を完遂できれば彼こそが後継者だ。麻薬ディーラーは顔だけはやめてくれと懇願するが、マチアスは顔に銃口を向けたまま引き金を引く。 The End _MIHOシネマ ベルリン国際映画祭 金熊賞 受賞 みんなの評価 4.02/5.0 最高 (^0^) ノンフィクションとかフィクションとかいうレベルじゃなくて人生哲学。 脚本、監督まで独裁しなければこんなの作れないですよ。 最低 ( ` 3´) 明らかに,娯楽の要素の無い映画です。 バイオレンスの要素だけを煮詰めて作ったら、こんな映画になるでしょうね。
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