投稿画像
投稿者:やすお
暗闇に包まれた夜、かわいらしいハムスターのやすおが、小さな足跡を残しながら鮮魚コーナーへと忍び込んだ。冷蔵庫の光が彼のふわふわの毛並みに影を落とし、彼の小さな心臓はトクトクと早鐘のように鳴り響いていた。 やすおが棚に立ち寄ると、そこにはまるで死んでいるかのような生気を失った魚たちが彼を見つめ、その銀色の目が怨みの深さを秘めているようだった。小さなやすおは戸惑いながらも、まるで呼び寄せられるように一匹の魚に近づいていく。 すると、その魚は突如として動き出し、氷のような鱗がゆらめいた。やすおの周りには不気味な歌声が響き渡り、魚たちは彼を取り囲むように踊り始めた。小さなハムスターは恐怖に打ち震え、魚たちの奇怪な囁きに耳を傾けるうちに、自分が鮮魚コーナーの闇に囚われていくことを悟るのだった。
投稿記事
画像を拡大