投稿者:dakarann
小川三知の木蓮のステンドグラスは、全体像がとても素晴らしいんですよね。余白の美があって。
本を持っていたのだけど・・・引っ越しのどさくさに紛れたのか、見つからない(T_T)
月曜日、熊谷博子監督をゲストにお迎えしてのお話が、本当にすごかったです。
若い頃は、ロバート・キャパに影響を受けて、アフガニスタンの紛争地にも行かれていたそうです。
すぐ目の前で人が死んでいって、自分も死に対する感覚が麻痺していったお話とか、現場にいると、命の危険よりも、「撮りたい」という気持ちが強くなって、それでジャーナリストは命を落としてしまうとか、阪神淡路大震災で、多くの同胞が亡くなったとき、それまで自分はどこか他人事として捉えていたことに気づいて猛省したとか、とにかく率直でウソのない方なのです。
映画に出てくる「かづゑ」さんは、ハンセン病患者の回復者で、80年以上も療養施設で暮らしている方。
ずっとマスコミの取材を断ってきたのに、熊谷監督だけには撮影をOKしたのです。
OKしたばかりか、裸でお風呂に入るシーンも、自ら「撮影してください」と言ったそうです。
それも、撮影初日に。
境遇は違うけれども、二人とも命のギリギリを生きて来た経験があって、言葉はなくても信頼し合えるものがあったんだろうなぁ・・・。
これだけウソだらけの世の中に、こんなにウソのない映画も珍しいなぁと思うのです。
だから、なんだかホッとする。
まだまだこれから地方上映もあるので、ぜひ!
(残念ながら、函館はないけれど・・・)
https://www.beingkazue.com/
そして、BOSS坂田明さん、5月3日(金)にご出演いただけることになりました〜!
レインボータウンFM、19時〜20時の生放送です。
また改めて告知しますね〜