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投稿者:ジョージ・ミラー
[YouTube:NanKjSoMkUg:R] マッドマックス2(原題: Mad Max2:The Road Warrior 豪州) 1981年 全世界映画興行収入ランキング38位 前作から3年後。2つの大国が大きな戦争を引き起こし、世界は戦火に包まれ、文明は崩壊した。石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが勃発している。家族を失ったマックスは愛車のインターセプターとともにガソリンを求めて荒野を彷徨っていた。やがて精油所を守る人々と遭遇したマックスは、ガソリンと引き換えに暴走族との抗争に加担。再びハードなバトルに挑んでいく… 監督 ジョージ・ミラー 脚本 テリー・ヘイズ、ジョージ・ミラー、ブライアン・ハナント 音楽 ブライアン・メイ 主演 メル・ギブソン(マックス) 上映時間 95分 登場人物 マクシミリアン・ロカタンスキー : 元M.F.P.迎撃班。通称 “マックス” ジャイロ・キャプテン: 小型オートジャイロを囮に強盗を働いていた男。 パッパガーロ: 石油精製所のリーダー。 フェラル・キッド: 鋭く砥がれた鋼鉄製のブーメランを自在に操る野生児。 ビッグ・レベッカ: 石油精製所を守っていた高齢の女性。 ヒューマンガス: 配下から「Lord(君主)」「ロックンローラーのアヤトラ(伝道師)」と称され、精製所の石油をつけ狙う暴走族の首領。 ウェズ・ジョーンズ: 暴走族のメンバーの戦士。黒い鳥の羽で装飾した衣装を纏い、頭髪を赤く染めたモヒカン刈りの暴徒。 ゴールデン・ユース: 暴走族のメンバーの戦士。ウェズが運転するオートバイ後部座席に搭乗する無口で金髪の青年。 ベアクロウ・モホーク: 暴走族のメンバーの戦士。モヒカンにマスクをし、手に鋭い爪とボウガンを装備してる。 【起】 「近頃は目もかすむようになったが、記憶だけは薄れない。パニックの時代、破れた夢、荒野…。特に忘れられないのは、マックスという強い男だ。彼の話をするには、昔に戻らねばならない」 そう話す男の声によって、マックスの活躍が知らされます…。 近未来。 石油が世界の動力をまかない、鉄でできた都会があった時代は、もう昔のことです。 一般市民にとっては分からない理由で巨大な2大国が戦い、世界中を火の海にしました。 世界から燃料がなくなり、車を走らせることが難しくなります。 その段階でやっと事の深刻さに気付いた指導者たちが、今後の対策を話し合いますが、すでに崩壊は始まっていました。防ぐことはできません。 文明は滅び、都会派荒れ果てます。 略奪の旋風、恐怖の嵐、あげくには人肉を食う者まで現れ、道路は生き地獄となりました。 残ったのは、スピードと暴力だけです。 暴走族はガソリンを血眼になって追い求め、一般人は虐げられるだけでした。 マックスも、一瞬にしてすべてを失いました。 元警官だったマックスは、妻子を殺されて、放浪の日々を続けていました。 V8インターセプターという車に乗り、愛犬を助手席に乗せたマックスは、荒野をあてもなく放浪し、そこで生きる道を選んでいます。 マックスは戦いを挑んでくる相手のみを選び、倒してはガソリンを奪って走っていました。 ある日、マックスはウェズ・ジョーンズとゴールデン・ユースという、ゲイのカップルのバイクを撃退します。 横転している大型トレーラーを見つけたマックスですが、運転手はすでに死亡していました。持ち物に手巻きのオルゴールを見つけたマックスは、それを胸にしまい立ち去ります。 しばらく車を走らせると、1機のオートジャイロが止まっていました。ヘリコプターと自転車を足したような形ですが、3人くらいまで乗れそうです。 近づいたマックスは、襲ってきたヘビをかわしました。さらにヘビの飼い主のジャイロ・キャプテンの攻撃も難なくかわします。 黄色いタイツを履いた男ジャイロ・キャプテンはオートジャイロをおとりにし、ヘビの攻撃で運転手に打撃を与え、ガソリンを盗むつもりだったのです。 マックスはジャイロ・キャプテンに電気ビリビリの拷問を加え、32km先に石油精製所があることを聞き出しました。 ジャイロ・キャプテンを車に拘束し、連れていきます。 目当ての場所は、広大な砂漠の真ん中に位置していました。ジャイロ・キャプテンの言う通り、石油を汲み出して精製しています。発電所もあり、夜でも明るく光っています。 ところがその周囲に、設備を狙う者たちがいました。それはヒューマンガスをボスとする、暴走族の一団です。 【承】 精製所の中に住む住民たちは、ヒューマンガスが包囲しているために、外へ出られない状態でした。 包囲して襲うヒューマンガスの一団に、先ほどマックスが撃退した赤毛のウェズたちもいることを、マックスは確認します。 汲み出して精製した石油はタンクローリーに貯め込んでおり、数千ガロンくらいありそうだと、ジャイロ・キャプテンは言います。 特に目的もないので、マックスはジャイロ・キャプテンと一緒に、遠方で施設とヒューマンガスたちを見張りました。ドッグフードの缶を開け、食べ始めます。 空腹のジャイロ・キャプテンは自分用の匙を出して待ちますが、マックスは缶を愛犬に放りました。マックスの次に食べるのは犬です。 犬の食べ残しが、ジャイロ・キャプテンに回りました。指を使って缶を舐めるように、ジャイロ・キャプテンは食べます。 見張りを開始してしばらく後、昼間に車が4台、別方向に出てきました。 出てきた車を、ヒューマンガスの一団が襲います。 咄嗟にマックスは、そのうちの1台を助けに行きました。ジャイロ・キャプテンに手錠の鍵を渡し、解放します。 ウェズたちから運転手を助けますが、虫の息でした。運転手を連れて、施設の中に入ります。 マックスが施設に入ると、当然のことながら施設内の者たちに警戒されました。スパイではないかという声もあがります。 「4km先の道路で死にかけていた。あとの車は南西の方へ逃げた」と話したマックスは、運転手と「施設まで連れて帰れば、燃料を分けてもらえるという取引をした」と主張しますが、取引した運転手は死んでしまいました。立証ができません。 マックスは警戒され、インターセプターもそのまま取り上げられます。 精製所内の者たちは、一致団結していました。 ヒューマンガスたちが襲ってきそうになると、戦闘配置に着くよう指示があり、火炎放射器などで撃退します。 精製所内部のリーダーは、パッパガーロという金髪の青年でした。パッパガーロの命令の下、みんなが団結して戦っています。 ほかに逃げた3人を捕まえて車の前部にはりつけにしたヒューマンガスが、和平交渉だと言って精製所に近づいてきました。 ヒューマンガスは「精製所をそのまま置いて立ち去れば、命は助けてやる」という無茶な条件を言い始めます。 両者が険悪なムードになり、精製所側の少年フェラル・キッドがブーメランで攻撃しました。 ブーメランを甘く見たウェズの男娼ゴールデン・ユースが、その鋭い刃で死にます。 ヒューマンガスは「1日待つからよく考えろ」と言って立ち去りました。 【転】 精製所の一団は、揉めます。 「命は助けてやると言うのだから、立ち退こう」という意見と「しかし、その先はどうする」という意見とで対立していました。 マックスはオルゴールをフェラル・キッドに見せ、プレゼントします。フェラル・キッドはマックスが悪い者ではないと気付き、なつきました。 精製所内部の話し合いを聞くことで、彼らの目的が「3200km離れた場所にある新天地に行く」ことが判明します。そのために、燃料を作っているのです。 話が呑みこめたマックスは、彼らの会話に割り込み「トレーラーなら知っている。脱出できるぞ」と言いました。みんながマックスの発言に注目します。 マックスが言うトレーラーは、道中に横転していたあの車のことでした。 しかし精製所の者たちがそのことを知る筈もなく、マックスの言うことを疑います。 「トレーラーを持ってくるには、ディーゼル油とガソリンがいる」とマックスは言いました。トレーラーを精製所まで運転するには、当然必要なものです。 半信半疑ではあったものの、精製所の人たちは「インターセプターを質にして」取引を呑むことにしました。マックスにディーゼル油とガソリンを持たせます。 マックスは夜の暗闇に乗じて砂漠を抜けますが、なついたフェラル・キッドもついてきました。 砂漠を歩いたマックスとフェラル・キッドは、ジャイロ・キャプテンと合流します。 ガソリンをジャイロに入れ、空中を移動してトレーラーのところへ行きました。 ディーゼル油を入れ、トレーラーの前部のみをマックスが運転します。 トレーラーが近づいてくるのを見たヒューマンガスたちは、捕まえようとします。 しかしトレーラーが大きいので、なかなかうまくいきません。ジャイロ・キャプテンもマックスに協力します。 マックスはトレーラーを精製所に乗り入れました。 襲撃でリーダーのパッパガーロが、足を矢で負傷しました。倒れたパッパガーロに代わってマックスが火炎放射器を手に持ち、ヒューマンガスたちを撃退しました。 この活躍で、マックスが自分たちの応援をしてくれていると、精製所の者たちは信用します。ジャイロヘリを着陸させたジャイロ・キャプテンも、仲間に迎え入れられました。 ヒューマンガスは怒って、人質3人を燃やす処刑をしました。 リーダーのパッパガーロは、仲間になろうとマックスを誘います。 しかしマックスは「取引は終わった」と言い、インターセプターで出ていこうとしました。 パッパガーロはマックスに新たな契約として、トレーラーの運転を頼みますが、マックスはそれすらも断ります。 3200km先には新鮮な水がある、温かい土地なのだと、パッパガーロは誘います。「不幸は君だけじゃない」とさとしますが、マックスは孤独を選ぼうとします。 【結】 インターセプターで精製所を出たマックスは、ヒューマンガスの一団に狙われます。 攻撃されて車を横転させられたマックスは、右腰を負傷しました。 ヒューマンガスの手下たちに愛犬を殺されたマックスは、車に細工をし、近づいた手下たちを爆発炎上させます。 たちのぼる煙を見て、ジャイロ・キャプテンがマックスを助けに来ました。 意識がもうろうとするマックスを、ジャイロ・キャプテンが運んで精製所で手当てをします。 意識を回復したマックスは、一転してリーダーのパッパガーロに「トレーラーの運転をする」と名乗り出ました。心境の変化に驚きますが、パッパガーロはマックスに頼みます。 作戦はこうです。 先に燃料を積載したトレーラーが、出ていきます。当然ヒューマンガスたちは、燃料めあてに群がってきます。 その間に他の女子どもたち住民が、バスで逃亡する…という方法です。ほかにもパッパガーロらは戦闘用の車を用意し、攻撃できる若者たちを乗せました。 トレーラーが精製所に入り込んだので、ヒューマンガスたちも「やがて燃料を積んだトレーラーが出てくる」と気付き、待ち受けています。 対決の時でした。 マックスが運転するトレーラーに、少年フェラル・キッドも乗り込みます。 トレーラーはしゃにむに前進しました。ジャイロに乗ったジャイロ・キャプテンも、爆弾を落として敵を攻撃します。 トレーラーやバスが出た後の施設に、入り込んで石油の残りかすを取ろうとするヒューマンガスの手下もいました。 それを見越して、時限爆弾も設置しています。施設が爆発し、パッパガーロ側は撤退する場所を失います。 壮絶な戦いは、パッパガーロ側にもヒューマンガス側にも犠牲者を出しました。 女戦士がウェズの矢に倒れ、リーダーのパッパガーロも三つ又の槍で倒されます。ジャイロ・キャプテンのジャイロも撃墜されました。 轢いたつもりのウェズが、しぶとく車両前部にしがみつき、生きていました。しかしヒューマンガスの車とぶつかり、ヒューマンガスもウェズも死にます。 正面衝突したために、トレーラーは横転しました。 タンクからこぼれたのは油ではなく、赤い土でした。マックスは驚きます。 マックスは知らされていなかったのですが、それは大掛かりな陽動作戦でした。考え付いたのは、ジャイロ・キャプテンです。驚くマックスを前に、ジャイロ・キャプテンはにやっと笑いました。 貴重な燃料は小分けにして、バスに積まれていました。 その後、新天地に向かった一団は、ジャイロ・キャプテンをリーダーに据えて暮らしました。 マックスは一団と別れました。その後、マックスがどうなったかは、誰も知りません。 The End _hmhm
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