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投稿者:仲井
一夜明けて北陸新幹線が敦賀まで延伸され、石川県と福井県はお祭り騒ぎとなりました。やはり計画から五十年近く待たされましたからね。喜びもひとしおです。騒ぎ過ぎだと思われる方もあるかもしれませんが、まあご勘弁頂きたい。 考えてみれば東海道新幹線も山陽新幹線も上越新幹線も、また盛岡以南の東北新幹線も建設費一切国費で賄われ、地元負担が全く無かったのですよね。つまり黙っていても国が全てやってくれたわけですから、懐の痛みのないまま新幹線効果を何十年も享受してきたわけです。しかしオイルショック以降、その後の整備新幹線には必ず地元負担が伴っていることを考えて頂ければ、そして何十年も地方が霞が関や永田町に通わなければ新幹線など夢のまた夢だったわけです。 私自身も大学時代の東京行きは、夜行の寝台列車で金沢から上野に向かいました。夜出て朝六時頃に着いたと思います。昼間の特急でも六時間ぐらい掛かったかな。東京は列車では遠い所だと感じました。上越新幹線が開業し長岡乗りかえでも3時間半ぐらい掛かりました。この辺りではビジネス客が東京に向かう時は、まず飛行機を使用していたものです。だから今の北陸新幹線が2時間半程度で行ける速達性は本当に有難い。 お世話になった湖西線回りの雷鳥やサンダーバードには確かによい思い出も多いけど、反面気象条件や事故などで時間的に痛い思いも何回もしました。大雪で不通や大幅な遅れ、運行停止。湖西線北部の強風による、これまた運行停止や長浜まわりによる遅れ。また昨日もあった東海道本線における人身事故からくるサンダーバードの遅れ。全て仕方のないこととは言え、よく京都駅で長い時間待たされました。 敦賀延伸開業から北陸三県は一時間圏内に縮まりました。これは素晴らしいことです。でも乗り換えなどしないで一本で関西圏や中京圏と繋がらなければ、本当の新幹線効果は期待できないですね。小浜ルートは研究課題として、まず米原ルートで繋げて欲しいものです。
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