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投稿者:仲井
今、毎日のように自衛隊のヘリコプターが金沢の街を飛び交っています。救援物資の搬送やケガをされた人、発症された人を運ぶためです。地元新聞は毎日救出活動や道路整備、被災された方々のことを伝えています。 今回の地震によって奥能登の住民の、実に半数以上が避難所暮らしをされていますし、大津波のあった珠洲市では8割から9割の住宅が倒壊されたようだと伝えられています。また地震被害の1番多かった輪島市の、大火災で焼失した面積は東京ドーム1個分に当たるとも伝えられています。 能登は加賀と違い、どちらかと云うと平地は少なく、海岸縁りや低い山あいに住居が多く、それらを繋ぐのが細い県道や市道、町道、村道或いは林道です。倒木や土砂崩れ、道の陥没や隆起が起これば簡単に孤立無援状態になるような所です。 いつも超高齢化社会であり、超過疎地でありますから、被害者もどちらかと云うとそんな家庭が多いように思われます。他方、今回が元旦であったことから、都会より帰省していた子供達やその家族も巻き込まれたようです。 ある1つの家族のお話として、帰省していた子供家族と親夫婦や祖父母夫婦9人のうち、家の倒壊でお父さん1人生き残り、あとはみんな亡くなられた事例がありました。道路事情の悪さから救助に入りたくても入られず、また72時間経過後は反応のある方が優先され、悪夢のような結果となったようです。 生存不明者がまだ多く、実態解明にはまだまだ時間がかかりそうですし、悲しく痛ましい新聞記事もまだまだ見なければならないかと思うと、毎日が胸が締め付けられてしまいます。 石川県や被災地を取り巻く環境も様々です。1番酷いのは火事場泥棒的犯罪の横行です。避難所の自販機を破壊したり倒壊家屋に侵入し金銭や品物を盗んでいく輩、ブルーシートを高値で売りつけていく輩。もう開いた口が塞がりません。最悪なのは石川県知事と中部の県知事がネット会議をした時に、唯一静岡県知事は代理を出して、自身は地元新聞社の名刺交換会に出ていたということです。この人、ボーナスは返上すると言いながら、実際は全額貰っていた輩です。みんなが困っている人を助けようと集まっている時に、選挙や人気取りの方に向う馬鹿者政治屋。静岡県の方々には同情を禁じえません。この人は仕事初めの時は、他人事ではないと訓示を垂れていたそうですから、上辺だけなんでしょうね。 かと思えば義援金の輪が本当に拡がっているのは、実に嬉しい限りです。復興復旧には金が掛かります。本当に助かります。特に、これは私事ですが、能登の農林水産業と造り酒屋さんの救済には、頑張って欲しいと思います。能登杜士さんの故郷ですから。能登の酒造りと漁師さんの救済を、ぜひともお願いいたしますね。
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