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投稿者:山本恵昭
昨年はコロナ禍で中止となった山岳会の立山雷鳥沢キャンプ例会山行。今年初めて実施。キャンプはともにして、昼間はそれぞれ行きたいところへというスタイル。 学生時代に剣岳界隈には良く通ったけど、立山周辺は素通りだった。落ち穂拾いというと山には失礼だけれど、まだ行ったことがなくて、今回行ってみたいところは3つ。龍王岳東尾根、立山三山巡り、奥大日岳から大日平を経て称名滝。 7月27日、早朝に立山駅に着くはずが、仮眠し過ぎて10時着。雷鳥沢には13時到着となった。 雲行きが怪しいのも言い訳に加えて、「ちょっと立山巡り計画」は泡と消えた。 テーブルとベンチの橫にテントを張り、昼間からワインをチビチビ飲みながら、山眺め。 夕方、3名が加わり宴会モード。 28日、龍王岳東尾根と立山巡り。 5時発で、一の越へ。蒼空をバックに、東尾根のギザギザが格好良い。取付きに6時20分。先行パーティーのコールが聞こえて、緊張感が高まる。 ガレ場を登り、傾斜の緩い岩場、ハイマツ帯、岩稜、クラック。その場その場で適当にルートを選んで、ノーロープで登っていく。 独りだと、ペースが速い。先行パーティーを追い越し、7時40分龍王岳山頂に着いた。 岩はザラザラでフリクションが良く、ガッチリホールドもいっぱい。展望は抜群。赤牛岳の後ろに笠ケ岳と槍ヶ岳のトンガリ。最後はお花畑が迎えてくれる。なかなか良いルートだった。 予定より早く抜けてしまったので、ついでに立山巡りに行こうかと。スマホで予定変更を伝え、雄山へGO! 山頂は参拝料が必要ということでパス。大汝山、富士ノ折立、真砂岳と越えていく。別山に着くと、目の前に剣岳。久しぶりの剣御前小屋は人だらけ。雷鳥沢を下って、テントに13時30分。 再び宴会となるが、しだいに黒い雲がやってきて、雷鳴轟き、しばらくして雨が降ってきた。 汗まみれのシャツとパンツを水洗いしたけど、生乾きで臭さ倍増。 29日、奥大日岳から大日平、称名滝へ。 ヘッドランプをつけて4時発。剣岳を愛でながら、順調に奥大日岳に6時。ここから大日岳までは、なかなかのアップダウン。 大日小屋からの下りも疲れるが、途中の水場で復活。大日平の景色に癒される。 この辺りから、とにかく暑い。称名滝を見ながら下るのかと思っていたが、全く見えず。汗だくで、忍耐の激下り。ヘロヘロで登山口に11時50分。 もう称名滝を間近で見に行く気力なく、レストハウスでそばを食べて、バス待ち1時間20分。グリーンパーク𠮷峰で汗を流し、スーパーで買い出し。 その後、ほぼノンストップで、神戸に21時半。 65歳の誕生日を過ぎて、初めての山行。なかなか充実した2泊3日だった。
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