投稿者:清盛
おはようございます。
岡山県瀬戸内市の長島と本州を結ぶ邑久(おく)長島大橋は、全長約百八十メートルで、歩いても数分で渡れる。小さな橋にしては、かなり大
がかりな開通三十年の記念式典が昨日あったのは、この橋がハンセン病患者の隔離を象徴しているからだ
▼「人間回復の橋」とも呼ばれる。国立のハンセン病療養所がある島は、流れの速い三十メートルほどの海で、本土と切り離されていた
▼入所者たちが熱望してから、橋ができるのには二十年近い時間がかかっている。泳いで渡ろうとして、亡くなった人もいたという。元患者からは
「夢のような橋だ」という声が今でも聞こえてくる。
画像のタイトル
世界の夜景