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投稿者:清盛
おはようごだいます。 <逝きしあるじと 知らずて待ちし 尊き心><あるじの恩 忘れぬ忠犬>。知っている人は少ないかもしれぬ。「忠犬ハチ公」(作詞・小野進、作曲・小田島樹人)の歌。ハチが死んだ二年後の一九三七(昭和十二)年ごろにつくられたらしい。 ▼飼い主が亡くなった後も、その帰りを渋谷駅で待ち続けたハチ公をほめている。<学べや人々 その魂を><讃(たた)えよ人々 御国の宝>-。忠義、忠節の時代とはいえ、今聞けば大げさな歌詞でハチ公も「よせやい」と照れるかもしれぬ ▼この歌や渋谷駅の銅像にしても、ハチ公にはどうも威風堂々、誠実というイメージが付きまとう。忠犬として、いう固い印象を背負わされたようなところもあったかもしれぬ。 ▼最近、新たに見つかったハチ公の写真を見てちょっとうれしくなる。その写真の中でハチ公は忠犬としての立派さや深刻さとは、無関係にどこにでもいる犬として笑っているのである。 今日のハリコはブルートレインです。
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