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投稿者:クレイジー・ユンカース
 こんばんは、クレイジー・ユンカースです。月半ばです。リーデマン72、Ju90輸送機の製作は主翼の凸モールドを消した後のスジ彫りを終え、今は胴体の作業に転じています。  左の写真は共にJu90ですが、黄色いのはまだ着手していないV3バイエルンです。グレーがサフを吹いたJ4+KHで、V3と比べるとキャノピー開口部の大きさとその後ろの胴体上部断面形に大きな違いがあります。グレーのJ4は開口部の長さを拡げ、後方の胴体ではRが強過ぎる天井をプラ板とパテで少し平らな感じに修正しています。手前のキャノピーも形が全然違い、左がキットのオリジナルで前縁が直線になっていますが、これは右のキャノピー型のようにダブルで湾曲のあるのが正解です。ただ、これらの作業は全て昔に行ったものです。  真ん中はキャノピーを含む機首部の修正作業です。昔作ったキャノピーの型は一見なかなかいい感じでしたが、ヒートプレスして胴体につけてみたところやはりこのままでは使えませんでした。そこで再びこのような色々なアングルの実機写真を用意し、図面はエアモデル・バキュキットのものです。図面は資料を見てもオリジナルは見当たらず、このエアモデル72の図面が最も信頼できそうなものです。作業としてはまずは、注型したレジンキャノピーに細く切ったマスキングテープでフレームを貼り込んでみています。胴体に貼り付けてあるグリーンの定規は胴体窓とキャノピーの位置関係を見るためです。本来キャノピー作業はもう少し後と考えていましたがそれを今やるのは、後部胴体の扉と同じように機首の昇降扉も開口しようと考えたことが発端でした。そうしてから内部を作り込もうと考えたのですが機首扉はモールドはあるものの位置が怪しく、その位置を決めるにはまずキャノピーの位置と大きさを確定する必要があるわけです。  ただキャノピー以外にも、キットの機首コーンの上部は大変美しいカーブを描いているのですが実機の写真をみるともう少し直線的な感じがします。エアモデルの図面も同様で丸過ぎる感じがします。キャノピーの型も全体的な大きさのバランスはこれで良さそうなのですがフレームを貼り込むと辻褄の合わない部分が出てきていて前途が多難そうです。    右の写真は前回記しました第4話に出てくる赤十字ドーナツ売りのお姉さんのヘレンこと、エマ・カニングです。左手前に見える後ろ姿はこれからブレーメン爆撃に出撃する彼氏候補のナッシュ大尉。こちらはローリー・デビットソンという俳優で、この人もとてもいい感じでした。映画「マスターズ オブ ザ エア」は本日配信の第9話+登場人物ドキュメンタリーで終結しましたが、「グレイハウンド」に続いて大変見ごたえがありました。
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